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   ショーケンが死んだ!

 普通なら俳優萩原健一さんが3月26日に急逝したと
 書くところだが、
 彼の場合はやはり冒頭の言葉が似合う。
 私の中で彼はずっとショーケンだった。
 68歳とあまりにも若い過ぎる死に
 呆然となるが、
 人気ドラマ「太陽にほえろ!」で
 演じていたマカロニ刑事の殉職シーンが強烈だったので
 なんだかその死のシーンと重なるようである。
 確か立ちションをしていて暴漢に襲われたはず。
 最後のセリフは「かあちゃん…暑いなぁ…」だったとか。

 ショーケンはグループサウンズ全盛の時から
 その存在は抜きん出ていた。
 ザ・テンプターズの楽曲も好きだったが
 やはりなんといっても
 グループ解散後の
 俳優としての活動が抜きん出ていた。
 俳優としての本格デビューは
 斎藤耕一監督の「約束」(1972年)で
 この映画は私の生涯のベストスリーに入るほどの作品で
 共演の岸恵子さんとの
 切なすぎる恋愛映画だが
 チンピラを演じるショーケンの存在感が光った。

  

 ショーケンというのは
 どこかで幼児性を持っていて
 時々幼児言語ともいえる高い音を発するのも
 その表れのよう気がする。
 彼が女性にもてたのもうなずける。

 この映画を皮切りに
 「股旅」(1973年・市川崑)や
 「青春の蹉跌」(1974年・神代辰巳)と
 70年代の映画界を席巻した。
 特に「青春の蹉跌」ではその年のキネマ旬報最優秀主演男優賞を受賞。

  

 「約束」もそうだが、
 「青春の蹉跌」も何度見ただろうか。
 私の青春の映画に
 ショーケンは欠かせない俳優だった。

 そのあと、
 先の「太陽にほえろ!」や「前略おふくろ様」「傷だらけの天使」などの
 テレビドラマでも大活躍をする。
 あの当時を生きた人なら
 「傷だらけの天使」の冒頭シーンの
 トマト丸かじりを試したみた人も多いのではないだろうか。

 そんな全盛期を経て
 ショーケンはそのあと数度の逮捕や離婚等を経験する。
 それでも多くのファンは彼を見放さなかった。
 ノンフィクション作家本田靖春
 いしだあゆみさんとの離婚前に
 ショーケンにインタビューをしていて
 それは『戦後の巨星 二十四の物語』のひとつとして
 収められている。

  

 本田靖春
 ショーケンは「捨てがたい「人生の景色」を見せ続けてくれ」た役者だといい、
 「よけいなお世話だが、
 再起をはかる彼に励ましの言葉をかけてやりたい
」と
 インタビューのゲストに迎えたという。

 誰もがそんな風に感じる、
 彼は稀有な役者だったのだ。

  ショーケン、ありがとう。

  ご冥福をお祈りします。

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