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 東京・荒川に
 「ゆいの森あらかわ」という複合施設が出来たのは
 平成29年の3月のこと。
 その年の5月、
 最寄りの駅の町屋駅周辺のバラがとっても綺麗だったことを
 今でも覚えています、
 初めて訪問して
 図書館の充実、吉村昭記念文学館の素晴らしさに
 魅了されました。

 その翌年の平成30年5月に
 荒川区では
 ノンフィクション作家である柳田邦男氏が委員長になって
 「読書を愛するまち・あらかわ」宣言をしました。
 今回、その宣言から
 一年になることを記念して
 4月22日から6月2日まで
 絵本作家のいせひでこさんの
 絵本原画展「その朝はとくべつな一日のはじまりだった。」
 開催されています。

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 そして、その関連イベントで
 いせひでこさんの講演会が
 大型連休が始まって間もない
 4月28日に開催されたので
 行ってきました。

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 まさにこの日は
 私にとって「とくべつな一日」になりました。

 講演の前に
 まず原画展を拝見。
 今回の原画展では
 名作『ルリユールおじさん』『あの路』と
 『木のあかちゃんズ』、
 そして、東日本大震災のあと被災地で出会った
 流木を描いたキャンパス作品
 「未完の物語」が
 展示されています。
 なんといっても
 『ルリユールおじさん』で描かれた
 あのごつごつとした無骨だけど
 生きてきた時間を感じさせる
 職人の手の原画を見られてことに
 感動しました。
 あの手に出会いたかった。

 この日行われたいせひでこさんの講演
 「絵本―とくべつな一日、とくべつな路」の中で
 この『ルリユールおじさん』創作秘話を
 たっぷり聞きました。
 いせさんはパリの裏路地で
 偶然ルリユールの工房を見つけて
 取材を申し込むことになります。
 その時のことを
 こう記しています。

     特別な一日はどこにでも用意されている。
    窓の前で本を持って立ち止まったソフィーは私自身の姿だ。
    足を止めた時から、特別の物語は誰にでも始まるのだと思う。

    「もうひとつのものがたりは 何もないところにあった」

 その講演会には
 ご主人でもあるノンフィクション作家の柳田邦男さんも
 聴衆の一人として参加。
 いせさんは
 絵本に出て来る少女のようにかわいくて
 時折ユーモアを交えながら話す様子も
 素敵でした。
 いせさんに影響を与えたのは
 『長くつ下のピッピ』、『くまのプーさん』、『星の王子さま』だそうです。
 確かに今は
 ピッピのように奔放で自由ですが
 子供の頃は教育熱心なお母さま、
 何しろその頃出版されたばかりの谷川俊太郎さんの
 処女詩集『二十億光年の孤独』を読んで聞かせたそうですから
 驚きます、
 そんなお母さまに隠れて
 絵に逃げ込んでいたような女の子だったようです。
 そんないせさんが
 6才までが大事だと話されていました。
 そして、
 色々な作品、特に今回展示されている作品を中心に
 その時々の絵に込めて思いを
 語ってくれました。

 そして、最後に
 
    言葉を知らない幼い子供であっても
    絵を読む力はある

 だから、6才までは絵本で育てて欲しい

    絵本は子供を育てる

 と、力を込めて話されていました。

 あっという間の2時間。
 しかも、参加者には
 写真のような素敵なポストカードのプレゼントまで。

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 いせひでこさんの原画と講演が聞けて
 やはりこの日は
 とくべつでした。

 それにしても
 ゆいの森あらかわの素敵なこと。
 こんな図書館がそばにあれば
 きっと毎日が
 とくべつな一日なんだろうな。

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