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プレゼント 書評こぼれ話

  好きなことには
  結構アンテナを高くしているつもりですが
  この本のこと、
  というか読売新聞に連載されている
  小さなコラムのことに
  全く気がつきませんでした。
  購読している新聞が違えば
  仕方がないのですが
  やっぱり迂闊でした。
  今日紹介するのは
  俳人の長谷川櫂さんが
  古今の短詩を短い本文とともに紹介する
  『四季のうた』。
  書評にも書きましたが
  この手の本といえば
  どうしても大岡信さんの『折々のうた』という
  名著が先行します。
  けれど、読売新聞の連載も15年近くになっていますから
  人気記事なんでしょう。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  四季は移ろう、歌は詠まれる                   

 詩句の引用とそれに関連した短い本文、といえば、誰もがかつて朝日新聞朝刊一面に連載されていた大岡信さんの『折々のうた』を思い出すだろう。
 新聞連載後は岩波新書のシリーズとして20冊近く出版されている。
 また、その変形としてさまざまな形で出版されているから、この種の出版物としては画期的だったといえる。

 それらを理解した上でだと思うが、読売新聞が朝刊二面(一面ではないところに奥ゆかしさを感じないでもないが)に大岡さんのコラム記事と同じようなコラム「四季」が始まったのが2004年4月である。
 執筆しているのは俳人の長谷川櫂さん。
 当然長谷川さんだって大岡さんの業績を知った上での執筆だろう。
 大岡さんとの違いといえば、その詩歌に合った写真が添付されていることぐらいだろうか。
 そして、一方が岩波新書であれば、こちらは中公新書(のちに中公文庫になる)での刊行である。

 岩波新書で刊行された最初の『折々のうた』では大岡さんの長い、しかも連載の意図であったり覚悟であったり工夫であったりを記した「あとがき」がある。
 残念ながら、長谷川さんの新書のあとがきは短い。できれば、先人大岡さんの『折々のうた』とどう違えたのか、あるいはどう踏襲したのか、そんな説明が欲しかったと思う。

 それにしても日本人の詩歌好きは果てしない。
 今も読売新聞の連載は続いているのだから。
  
(2019/05/23 投稿)

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