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プレゼント 書評こぼれ話

  まだ5月というのに
  真夏日になって
  身体が悲鳴をあげそうですね。
  昨日あたり
  運動会という小学校も多かったのでは
  ないでしょうか。
  最近は
  秋の運動会ではなく
  まだ暑くならないこの時期に
  開催する学校も多くなっていますが
  それがこの暑さですから
  先生方もどう対処していいか
  大変です。
  今日は
  森絵都さんが文、スギヤマカナヨさんが絵をかいた
  『ぼくだけのこと』を
  紹介します。
  この絵本の中で
  主人公の男の子は運動会の閉会式で
  倒れてしまっています。
  皆さん、気をつけましょうね。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  「アイデンティティ」ってどういうことかな                   

 「アイデンティティ」という言葉を初めて聞いたのは40年以上前、大学に入ってからだったと思います。
 日本語で訳すると「自己同一性」とかになるそうですが、簡単にいえば「自分とは何か」ということです。
 直木賞作家である森絵都さんが文を書いたこの絵本を読んでいて、真っ先に頭に浮かんだのが「アイデンティティ」という言葉でした。
 もちろん、これは絵本ですから、といっても小学生以上向きでしょうか、そんな難しい言葉は出てきません。
 「アイデンティティ」という言葉は難しいけれど、簡単にいえば「ぼくだけのこと」なんでしょうね。
 他の誰でもない、「ぼくだけのこと」。

 主人公の「ようたくん」にはきょうだいが二人いるけど、えくぼがでるのはようたくんだけ。
 五人家族の中で蚊にさされやすいのはようたくんだけ。
 学校の仲良し組は七人だけど、逆立ち歩きができるのはようたくんだけ。
 こんな風にどんどんようたくんの世界は広くなっていきます。
 クラス、学校、まち、せかい、そして宇宙。
 ようたくんに似た男の子は世界のどこかにいるけれど、似ているだけでまったく同じということはない。
 それはようたくんだけではない。
 この絵本を読んでいるみんなが、別々の「ぼく」や「わたし」で、それぞれが「自分だけのもの」を持っているということを、この絵本は教えてくれます。

 「アイデンティティ」という言葉は舌を噛みそうな言葉ですが、もっとやさしく言えればうんとわかりやすいのに。
  
(2019/05/26 投稿)

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