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プレゼント 書評こぼれ話

  今日紹介するのは
  さいたま市が誇る偉人
  漫画家北沢楽天の評伝
  『北沢楽天 - 日本で初めての漫画家』です。
  編著は北沢楽天顕彰会とありますが
  実際執筆をしたのは
  「漫画会館」の館長でもあった高見澤妙子さん。
  こういう評伝はなかなか難しい執筆だったと
  思います。
  そして、北沢楽天
  この秋「漫画誕生」というタイトルで
  映画封切りもされるそうです。
  この機会に
  北沢楽天の漫画がもっと
  多くの人の目に触れられることを
  期待しています。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  楽天といっても漫画家のことです                   

 さいたま市は埼玉県の県庁所在地で、その文化的な要として4つの柱を持っている。
 一つは「鉄道」、次に「盆栽」、そしてこれは岩槻が中心になるが「人形」、4つめが「漫画」である。
 さいたま市が「漫画」を文化的な要の一つにしているのは、まさにこの本で描かれている北沢楽天と関係する。
 本の副題にあるように、楽天は「日本で初めての漫画家」であるとともに、晩年には彼の祖先である北沢家があった大宮の地に「楽天居」という屋敷を構えて住んだことに由来する。
 その住居は楽天の死後市に寄付され、昭和41年当時としては日本で最初の漫画のための施設「漫画会館」として生かされることになる。
 「漫画会館」では現在でもさまざまな漫画作品の企画展示などが行われている。

 北沢楽天が生まれたのは明治9年(1876年)だから、明治維新後急激に入ってきた海外の文化の渦に彼も巻き込まれていく。そして、彼が選んだのが漫画であった。
 楽天は昭和30年(1955年)に79歳で亡くなります。
 彼の遺志を受け継いでこの本の編著でもある「北沢楽天顕彰会」が生またのも、楽天の功績が大きかったからでしょう。
 ただ惜しまれるのは、楽天が活躍した同時代にいたもう一人の漫画家岡本一平(岡本かの子を妻に持ち、その子は岡本太郎)の名がいつまでも大きく取り上げられる一方、楽天の名声はそれほど大きくないということです。

 楽天が歩んできた道を、そして今や日本の大きな文化である「漫画」を作った人物のことを、この本でもっと知ってもらえるといいのですが。
  
(2019/06/07 投稿)

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