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プレゼント 書評こぼれ話

  出会いに
  早いも遅いもないのかもしれません。
  早く出会うにこしたことはないのかもしれませんが
  遅くなっても
  出会えたなら
  その幸運を喜ぶべきではないでしょうか。
  先日、いせひでこさんの展覧会と講演会に行って
  今日紹介する
  『絵描き』という絵本があることを
  知りました。
  読みたいなと思っていたら
  たまたま入った遠くの図書館で
  この絵本が陳列されていました。
  そうして出会った絵本。
  出会いにはあるのは
  出会ったことの喜びだけ。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  いせひでこさんがくれたもの                   

 絵本作家いせひでこさんの名前を知ったのは、『ルリユールおじさん』が新聞などで取り上げられたあとだったと思います。
 『ルリユールおじさん』の刊行が2006年ですから、そのあたりだという遠い記憶です。
 そのあとに、『にいさん』といういせさんが大好きなゴッホと弟テオを描いた絵本や『ルリユールおじさん』の続編のような匂いを感じる『大きな木のような人』といった作品と出会います。
 もちろん、多くの作品を描いてこられているので、愛読者の私は本屋さんで見かけるたびに読んできたように思います。

 でも、この絵本のことは知りませんでした。
 2004年に最初の刊行があったようでしたから、気がつかなかったともいえますが、もしかしたらこの作品はいせさんの原点のような絵本のような気がします。
 絵を描く旅に出る「絵描き」。
 それはきっといせさん自身でしょう。
 そして、旅で出会うのは宮沢賢治であったりゴッホであったり、いせさんに大きな影響を与えた人たちです。
 あるいは、風であったり光であったり空であったり、もっといせさんの感性に種をまいたものたちが、この絵本に描かれています。

 ページの端々に綴られた文章もまた、いせさんらしい。
 「描きたい、と思った。」
 「音を きくように、色を きこう、自由に たのしんで。」
 絵と文が共鳴しあっているのがわかる。
 どうしてかって?
 だって、読んでいて、心が震えるんだもの。
  
(2019/06/09 投稿)

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