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プレゼント 書評こぼれ話

  今週末の16日の日曜、
  CS放送の「日本映画専門チャンネル」で
  今年3月に亡くなった
  萩原健一さんの追悼番組が放映されます。
  この日放映されるのが
  斎藤耕一監督の「約束」、
  深作欣二監督の「いつかギラギラする日」、
  それとTVドラマ「君は海を見たか」。
  なんといっても「約束」。
  これは絶対見たい。
  そこで
  今日は萩原健一さんが日本映画を熱く語った
  『日本映画〔監督・俳優〕論』を
  紹介します。
  日曜日が待ち遠しい。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  ショーケンがいた時代                   

 「平成」という時代がまもなく終わろうという2019年3月、俳優萩原健一、ショーケンが亡くなった。
 かつて人気グループサウンズ・テンプターズのボーカルとしてアイドルだったショーケンは斎藤耕一監督の映画「約束」(1972年)で鮮烈な演技を見せ、瞬く間に銀幕の寵児となっていく。
 ショーケンは「平成」とともに去っていったが、彼のフィルモグラフィを見ると、その活躍のほとんどが実は「昭和」の時代だったことがわかる。
 ショーケンは「昭和」の尻尾を引きづって、「平成」の時代を生きていたともいえる。
 そんなショーケンに日本映画を論じた出版物があるのを、亡くなったあとになって知った。
 文芸評論家であるすが秀美のインタビューにショーケンが答える構成のこの新書が出たのは、2010年。
 テレビはともかく、映画の活動はこの時期ほとんどない。
 それでも、ショーケンが日本映画界に残した足跡の大きさを、この新書はよく伝えている。

 自身が関わった映画監督、それは黒澤明や神代辰巳といった有名な監督だけでなく、共演した俳優や同じ時代を生きた映画人を語って、ショーケンは多弁である。
 意外だったのは、ショーケンの初期の名作といっていい「股旅」を監督した市川崑への評価だ。
 「俺、大嫌い、市川崑」と、まるでやんちゃ小僧のような言い草でずばり切るのが、ショーケン風なのだろうか。

 日本映画の歴史をたどる本は多くある。
 それは監督視線であったり俳優視点であったり、さまざまだ。
 そんな一冊として、ショーケンの時代もあったことを、この新書は証明している。
  
(2019/06/13 投稿)

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