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プレゼント 書評こぼれ話

  最近の回転ずし屋さんは
  ラーメンをあつかったり
  バーガーを注文できたりと
  なんでもありの感もありますが
  まあとにかく回ればいいのでしょうか。
  私は回転ずしを食べていっても
  回るレーンからチョイスすることは
  ほとんどありません。
  声を出して注文します。
  そういえば、
  回る本屋さんがあっても楽しいでしょうね。
  お、村上春樹が回ってきたな、
  おっと、先に読まれちゃった、みたいな。
  でも、私なら声を出して注文するかな。
  tupera tuperaさんの『まわるよる』、ください、
  なんて。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  回転ずしといえば                   

 この絵本の作者tupera tuperaさんは亀山達矢さんと中川敦子さんのユニットで、私は「絵本界の木皿泉」と小さく呼んでいたりします。
 tupera tuperaさんの絵本の魅力はなんといってもその発想力だと思います。
 その名を一躍高めた『パンダ銭湯』にしろ『わくせいキャベジ動物図鑑』にしろ、どこからそういう発想が出てくるのか不思議なくらいです。
 こういう絵本を子供たちが読んだら、頭も心も自由に放たれるのではないでしょうか。
 そうして自由になった頭と心は、また新しい創造を生み出す、そんな気がします。

 この『まわるよる』という絵本も随分奇抜です。
 夢のお話というのはたくさんあるでしょうが、この作品は考えてみればとっても怖い悪夢のお話です。
 だって、自分が回転ずしのネタになって回るのですから。
 ほうら、タイトルの意味がわかったでしょ。

 ある夜、くいしんぼうのふとしくんは「早く寝なさい」と叱られながらベッドにもぐりこみます。
 この時、ふとしくんの掛け布団の柄をよく覚えておいて下さいね。
 だって、これってマグロの赤身柄なんですもの。
 そう、ふとしくんは寿司ネタになって回転ずしの回るレーンで回っているではないですか。
 しかも、お客さんはいつもネタになっているはずの魚たち。
 マグロネタになったふとしくんはどうなってしまうのでしょうか。

 やっぱりこのお話はかなり怖い。
 怖いけれど、どこかおかしい。
 そういう発想がtupera tuperaさんの魅力だと思います。
  
(2019/07/28 投稿)

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