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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  たくさんの絵本を手がけている
  もちろん絵本だけでなく幅広く活躍されている
  安野光雅さんの「のこす言葉」、
  『安野光雅 自分の眼で見て、考える』を紹介します。
  この中で
  初めての絵本『ふしぎなえ』のが出版された事情を
  話されています。
  それによると
  福音館書店松居直さんの息子さんを
  小学校で教えていたことがきっかけだったそうです。
  人生、不思議な巡り合わせですよね。
  これだけでも
  いい話だと思いませんか。
  それにしても
  平凡社の「のこす言葉」シリーズは好きだな。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  しあわせなひと。                   

 平凡社「のこす言葉」シリーズは「人生の先輩が切実な言葉で伝える語り下ろし自伝」で、「語り下ろし」というのがそばで話を聞いているようで心地いい。
 父親や母親のような世代(人によっては祖父祖母の世代でもあろうが)から話を聞くというのもなかなか面はゆいものだが、こうして本になると抵抗はない。
 しかも、話をしてくれるのが名を成した著名な人たちだから、考えさせられることも多い。

 この本についている著者のプロフィールでは、安野光雅さんは「画家」となっているが、自身では「絵描き」を標榜している。
 「画家」と「絵描き」はどう違うのか。安野さんは「絵が売れるのが絵描きで、売れないのが画家」と語っている。
 「絵描き」と自身でいうのは決して絵が売れたという自慢ではない。そのあとに「絵描きは、売るために何でも描かなきゃいけない」と続いて、「ぼくは何でも描いてきた」となる。
 だから、安野さんのことを「絵本作家」ということもあるが、それも「何でも描く」ことの一つの成果なのだと思う。

 安野光雅さんは1926年生まれ。終戦の年の春に召集されたがまもなく終戦。「略歴」に「ふつうの人間に戻る」とある。
 安野さんは美術の専門の学校で学んだわけではない。ただ子どもの時から絵が好きだったという。「描いた絵の枚数でいったら 世界で一番多いかも」と自身で言うが、それほど描くことが好きなのだろう。
 だから、何を描いても苦痛ではなかったのだろう。まさに「絵描き」。
 だから、今でも絵を描いている時が「一番幸せ」といえるこの人こそ、幸せな人。
  
(2019/08/30 投稿)

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