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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は二十四節気のひとつ、
  寒露
  露が寒さで凝って霜のなる意味ですが
  今年などはまだまだそんな気配は
  ありません。

     水底を水の流るる寒露かな     草間 時彦

  今日は樹木希林さんと
  娘の内田也哉子さんの
  二人の名前でできた
  『9月1日 母からのバトン』を
  紹介します。
  具体的には樹木希林さんのインタビュー記事等が2つと
  内田也哉子さんの対談記事4つで
  出来ています。
  樹木希林さん関連本ですが
  どちらかといえば
  「不登校」問題を取り上げた本、
  という方があたっていると思います。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  樹木希林さんが願ったこと                   

 女優の樹木希林さんが亡くなったのは2018年9月15日、75歳の時でした。
 娘の内田也哉子さんは希林さんが亡くなる半月前の9月1日、病室で奇妙な母親の姿に接しています。
 それは、病室の窓から涙をこらえて「死なないで、ね…どうか、生きていてください…」と語りかける母の姿でした。
 理由を聞くと、希林さんはこう話されたそうです。
 「今日は、学校に行けない子どもたちが大勢、自殺してしまう日なの」
 その日からまもなく希林さんは亡くなります。
 亡くなったあと、也哉子さんは希林さんが生前「学校に行けないということ」についてインタビューに答えたことがあることを知ります。

 この本は樹木希林さんが生前「不登校新聞」という不登校に悩む人向けに編集された新聞のインタビュー記事と、不登校を考える集まりのトークセッションでの発言が収録されています。
 これらは300ページ弱の本書の、70ページばかりしかありません。
 なので、樹木希林さんのメッセージを期待した読者にとってはもの足りない内容かもしれません。
 残りは内田也哉子さんが不登校や教育の問題について、「不登校新聞」の編集長や「不登校」経験者、またバースセラピストやロバーオ・キャンベルさんとの対談した内容が収められています。

 この本の中で也哉子さんは希林さんをダシにして、「不登校」の問題や9月1日にたくさんの命がなくなる現実を多くの人に知ってもらうこともまた、希林さんなら望んだことだろうと語っています。
 樹木希林さんは私たちにたくさんのメッセージを残されました。
 そして、そんな希林さんが自分の命が消えようとする直前に「死なないで」と願ったことの意味を、也哉子さんだけでなく私たちも知るということの重さをこの本は教えてくれます。
  
(2019/10/08 投稿)

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