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プレゼント 書評こぼれ話

  台風19号が明日にも
  関東に接近しそうということで
  ベランダにある細々としたものを片付け、
  今頃どのあたりかと
  ネットを開くと
  イラストレーター和田誠さん死去のニュースが
  入っていました。

    イラストレーターで映画監督やエッセー執筆など多彩な活動で知られた
    和田誠(わだ・まこと)さんが7日、肺炎のため死去した。83歳。

  私にとっては超大型台風並みの訃報に
  ただただ呆然としています。
  和田誠さんのイラストにどんなに影響を受けたことか、
  そのきっかけは
  今日再録書評で取り上げた
  『お楽しみはこれからだ』だったといえます。
  和田誠さんの映画の似顔絵は
  映画好きな和田誠さんならではの
  愛を感じる作品です。
  もちろんそれだけではありません。
  和田誠さんは絵本も
  本の装幀もたくさんあります。
  それらにはいつも和田誠さんの愛があったように思います。
  なんだか、つらいです。
  追悼の記事に『お楽しみはこれからだ』なんて
  言っていいのかと思いましたが、
  いいんですよね、和田誠さん。

  ずっと、
  ありがとうございました。

  ご冥福をお祈りします。

  

sai.wingpen  追悼・和田誠さん - お楽しみはこれからだ、って言ってよ、和田さん                   

 映画ファンなら必読の一冊。
 といっても、かなり古いから若い人は知らないかも。
 1975年6月30日発行とあって、私が持っているのは1976年4月の第6刷。一年足らずでかなりの数売れているのがわかる。
 そもそもこの本は映画雑誌「キネマ旬報」での連載がもとになっている。
 連載がスタートしたのは1972年10月。
 この年の「キネマ旬報読者賞」はこの連載に贈られたが、それが栄えある第1回受賞となった。

 和田誠さんはイラストレーターだが、映画の造詣が深い。
 絵も描けて、映画の話ができる。
 そこで、映画に登場した名セリフをイラスト付きで毎号4ページ書いていくのだから、しかも「キネマ旬報」は月2回の発行だから、結構大変な作業だ。
 しかも当時はビデオやDVDなんてないから、和田さんの記憶だけで書かれているわけで、それだけでもう頭がさがる。

 この本にはとても影響を受けた。
 まず、何かの折の言葉の端々で「お楽しみはこれからだ」(これはもともと「ジョルスン物語」の名セリフ)を使わせてもらってし、和田さんの手書きの文字のイラストは結構真似たもの。今でもそれなりの感じで書くことができる。
 ただ俳優たちの似顔絵はとても描けない。
 和田さんの場合、単に似ているだけでなく、映画の気分そのものが描けているからすごい。

 第1巻めにあたるこの本の中の私のお気に入りのセリフは、フェリーニの名作「道」の、こんなもの。
 「どんなものでも何かの役に立つんだ。たとえばこの小石だって役に立っている。空の星だってそうだ。君もそうなんだ」。
 有名な、そしてとってもいいセリフだ。
  
(2017/08/02 投稿)

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