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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  即位礼正殿の儀という
  今年だけの祝日です。
  台風19号の大きな被害で
  祝賀パレードは延期となりましたが、
  新たに天皇として即位されたことを
  国内外に示される、
  とっても真面目な祝日です。
  そんな真面目な祝日に
  今日紹介する本が合っているかどうか
  わかりませんが、
  祝日でヒマを弄んでいるという人も
  多いでしょうから
  そういう点ではぴったりの本。
  東海林さだおさんの
  『ヒマつぶしの作法』。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  ひつまぶしではありません、くれぐれも                   

 まずは、おひつを四分割に。
 そのうちの一つを、そのままいただきます。
 次に、ネギとワサビで違う味を楽しみます。
 そして、いよいよ定番の出汁をかけて「うな茶漬け」で。
 最後は、お好きな食べ方でどうぞ。
 これが名古屋名物「ヒツマブシ」の作法。
 えーつ?? この本のタイトルは『ヒマつぶしの作法』ですって。

 そんな風につい呆けたくなる、おなじみ東海林さだおさんの傑作エッセイ集。
 なんといってもこの本は東海林さんの「作家活動60年分の単行本・文庫本収録の作品の中から選りすぐりを再編集」したというから、この本を編集した担当の方は笑いすぎて、顎の骨が外れっぱなしだったのではないだろうか。
 最も古いのが1976年発表の「ヒマつぶし」で、そのうちの一つが「ストリップ観劇行」というエッセイだから、時代を感じる。
 一方で、一番新しいのが2012年発表の「ロボット掃除機ルンバを雇う」だから、「ヒマつぶし」の概念も大きく変化している。

 その要因として考えられるものの一つが、当事者である東海林さんの年齢だろう。
 1937年生まれの東海林さんだから、「ストリップ観劇行」の時は40前の血気盛んな頃。そんな時の「ヒマつぶし」といっても、一気呵成、精力絶倫なところがあるが、2012年ともなると、さすがに枯れてきて「ロボット掃除機」と戯れるしかない。

 この本の「はじめに」でNHKの人気番組「チコちゃん」のお決まりフレーズ「ボーッと生きてんじゃねーよ」が使われているが、それをもじれば、この本も「ボーッと読んでんじゃねーよ」といいたくなるんじゃないかな。
  
(2019/10/22 投稿)

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