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プレゼント 書評こぼれ話

  小さい頃に
  本を跨いではいけませんって
  叱られたことありません?
  ついでに書くと
  「跨ぐ」は「またぐ」です。
  それくらい、
  本は何だか高尚なものでした。
  そんな本を
  積み木遊びのようにしたら
  どれだけ叱られるか、
  それをやってみたのが
  今日紹介する
  堀井憲一郎さんの
  『文庫本は何冊積んだら倒れるか』です。
  長いタイトルなので
  短くしないと覚えられません。
  なんとしようか、
  ナンツン、なんてどうかな。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  文庫本で遊んじゃえ                   

 タイトルである「文庫本は何冊積んだら倒れるか」に何か意味があるかといえば、何にもありません。
 「ゆるーく調査」とありますが、文庫本を何冊積んで倒れるかが判明したからといって、何の「調査」なのかわかりません。
 でも、なんか楽しい。
 馬鹿なことをしているのを横から見てるのって、楽しくないですか。私は楽しい。
 こんなノリで書かれた、本(主に文庫本)の「調査本」です、これは。

 ちなみにどんな馬鹿な、ゆるーい調査をしているかというと、「いろんな文庫本をハダカにしてみた」「文庫カバーの長さは一尺三寸である」「文庫の解説はいつ読むのか」「文庫を左手だけで読んでみる」「名作の段落を数えてみる」「ドフトエフスキーの値段を調べてみる」といったように、一年で一冊も本を読まない人が半数近くいるこの現代の日本で、これだけ馬鹿馬鹿しい本の「調査」なんかしたら、もっと本を読まない人が増えるのではないかと、心配になってくる。
 だけど、これがまた楽しいんだな。
 「作家の名前はどの文字から始まるのが多いか」って、意味がない、けれどこうして書かれると、つい読みたくなる。
 「名作文庫の上下巻の部数を比べてみる」ことに、何の目的や意図があるのか、何にもないけど、咽喉に刺さった魚の小骨みたいに、ほら、あなただって気になってたでしょ。
 だから、つい、本当につい、読んでしまう。
 それで結局、本ってやっぱり面白いやと気づいてしまうことになるんだな、これが。
  
(2019/11/12 投稿)

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