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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は紹介するのは
  和田誠さんの『ブラウン管の映画館』。
  「ブラウン管」というのが
  時代を感じさせます。
  1991年に出た本。
  さらに驚いたのは
  最後に載っている著者略歴の欄。
  「1936年生まれ。多摩美術大学卒業。」から始まり
  「中学の頃から映画ファンであった。
  1960年代から映画に関する絵入りエッセイを書き始める。」と
  至って丁寧。
  その最後に、
  なんと住所が載っている。
  1991年頃にはまだ住所なんか載せていたんだと
  ちょっと驚きました。
  それはともかく
  素敵な言葉をこの本で見つけたので
  書き留めておきます。

    人間、必ず齢をとるし、やがて死ぬと決まっている。
    しかし人は仕事を残す。

  まさに和田誠さんのよう。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  お楽しみはこの本もだ                   

 今年(2019年)10月に83歳で亡くなったイラストレーター和田誠さんが1991年にダイヤモンド社から刊行したのが、この本。
 あの名著『お楽しみはこれからだ』は1975年に出て、この時点では4冊揃っていたようだ。
 表紙や裏表紙の装幀はなんだか『お楽しみはこれからだ』に似ているが、あちらが一本の映画から名セリフを抜き出して紹介しているのに対して、こちらの方は当時のテレビで放映される予定の作品を和田さんが紹介していくというものになっている。

 もともとは1987年9月から1990年10月まで,当時出ていたテレビ番組紹介雑誌「テレビ・ステーション」に80回連載されていたものだ。
 今や「ブラウン管」のテレビなど見なくなったから、このタイトルだけでも理解できない人もいるだろうし、最近地上波テレビではあまり映画の放映をしなくなってもいる。
 もっぱらBSCSで映画が堪能できる。(私なんかはこれだけずっと映画を放映されていても絶対全部観られないなと思っているのだが)
 なので、「心配なのは、TVで放映される映画のカットの問題」なんて書かれても、今の人には理解できないだろうが、映画ファンには当時結構深刻な問題でもあった。
 それと吹き替え。今では字幕放送は当たり前、あるいは逆に吹き替えの方がちゃんと伝えているということもあったりする。
 そんなことを思うと、たくさんの水はやっぱり橋の下を流れていったのだ。

 80回分にはそれぞれ1枚、和田さんの素敵なイラストがついていて、それだけ見てても楽しい一冊だ。
  
(2019/11/29 投稿)

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