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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は二十四節気のひとつ、
  冬至
  一年で昼が最も短い日です。
  でも、この日を境にして陽が伸びていくので
  中国では「一陽来復」と呼んだそうです。

    一陽来復雑木林に射す薄日     棚山 波朗

  こんな日は温かい絵本でも読んで
  あたたまりましょう。
  今日はM・B・ゴフスタイン
  『ふたりの雪だるま』という絵本を
  紹介します。
  訳は谷川俊太郎さん。
  原題は「Our Snowman」で
  みんなの雪だるまとか、家族の雪だるまの方が
  よさそうに思うのですが。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  寒い日でも心が温まる絵本です                   

 ゴフスタインの絵本は、この絵本の出版元である「すえもりブックス」の代表だった末盛千枝子さんの著作で初めて知りました。
 この絵本の奥付を見ると、発行は1992年11月となっています。
 残念ながら「すえもりブックス」は今はもうありませんが、現在は「末盛千枝子ブックス」として別の出版社から復刊されていたりします。

 この本の表紙見返しと裏表紙見返しには出版社でつけられた内容紹介とミニ解説がついています。もしかした、末盛千枝子さん自身が書かれたものかわかりませんが、この見返しも必読です。
 その中にゴフスタインがアメリカのミネソタ州で生まれたとあって、そこはカナダと接する北国で、彼女がここに住んでいた頃は毎年のように11月の弟の誕生日にはその冬初めての大雪が降ったようなことも書かれています。

 そんな思い出がゴフスタインにこの絵本を描かせたのかもしれません。
 「十一月に入って、今年はじめての猛吹雪のあと」という文章とともに、窓から外をを眺めている姉と弟が描かれています。
雪が積もったあと、二人は外にでて雪だるまを作ります。
 お姉さんは弟に「大事なのは新しい雪の上を転がすこと、そうしないと泥や小枝がくっついちゃうよ」と教えます。
 きっとゴフスタインも小さい頃にそんな風に弟に教えたのでしょう。
 でも、二人がこしらえたのは一つの雪だるま。
 お姉さんはそのことが気になって、ついにがまんできなくなって外にでます。
 もうひとつの雪だるまをつくるために。

 この絵本では姉弟だけでなく、家族がとてもよく描けています。
 だから今でもゴフスタインは人気のある絵本作家なのだと思います。
  
(2019/12/22 投稿)

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