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プレゼント 書評こぼれ話

  今日紹介する
  『欲望の名画』の著者中野京子さんといえば
  絵画にまつわるエッセイなどで人気の作家です。
  人気の『怖い絵』シリーズは
  そこで紹介されていた絵画の展覧会も
  大人気だったとか。
  残念ながら私は見逃しましたが。
  今回の新書が
  新しいシリーズになるかどうかわかりませんが
  連載雑誌に書き溜めている作品も多いから
  続編あたりは出るかもしれません。
  中野京子さんの本を手掛かりにして
  絵画美術に親しむのも
  いいですよ。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  ちょっと贅沢な気分になってみませんか                   

 芸術というのは、美術にしろ音楽にしろ文学にしろ、それがなくても生きていくのに支障はない。
 それでも、もしそれらがなければ人生はまったく違う景色になるだろう。
 多くの人はそのことを知っている。だから。展覧会や音楽会に足を運ぶし、本屋さんの棚を眺める。
 総合誌「文藝春秋」は総合誌と呼ばれるだけあって、政治や経済、社会に芸能、実にさまざまなジャンルの情報を提供している。
 もちろん、芸術もそうで、この本の初出は「文藝春秋」に掲載されている「中野京子の名画が語る西洋史」。
 最近は印刷技術も進んでいて、雑誌連載もカラーページである。

 この連載も贅沢で、すでに7年も連載していて、本になる予定もなかったようだ。
 そのため、出版化にあたってはその中から厳選した26作が紹介され、作品ごとの導入部分では作品の一部分を拡大掲載する方法は雑誌掲載と同じだが、文章は初出時よりも3、4倍増やしているという。
 それに合わせて「欲望」というくくりで章立てされ、書名もそれに合わせた形となっている。

 紹介されている作品はブリューゲルの「子どもの遊び」やアングルの「グランド・オダリスク」、フェルメールの「真珠の首飾りの女」など有名な絵画もあるが、レーピンの「ヴォルガの船曳き」など初めて目にする絵画もあった。
 なかでもあのドストエフスキーが46歳の時何度も通いつめたという挿話が紹介されているラファエロの「サン・シストの聖母」はよかった。
 もちろん、この作品を知らなくても人生に支障はないが、やはりちょっとは得をした気分になれる。
  
(2020/01/21 投稿)

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