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プレゼント 書評こぼれ話

  先日是枝裕和さんの
  『希林さんといっしょに。』という本を
  紹介しましたが、
  今年2冊目の樹木希林さん関連本です。
  『老いの重荷は神の賜物』。
  実は是枝裕和さんの本を読んで
  まだ観ていなかった
  是枝裕和監督作品「歩いても歩いても」を
  レンタルで観ました。

  

  この映画の樹木希林さんの母親役が
  よかったし、
  原田芳雄さんの父親もうまかった。
  結構胸に応えるいい映画でした。
  樹木希林さんには
  関連本もたくさんありますが
  いい映画もいっぱいあります。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  希林さん節目の2012年の講演録                   

 この本は2018年9月に75歳で亡くなった樹木希林さんが2012年12月に慶應丸の内シティキャンパスで行なった講演をまとめたもので、2019年9月に出たもの。
 希林さん関連本が売れるとなって、各出版社も自社で持っている情報を絞りだした努力はわからないではないが、なんだか絞り切った雑巾をまだ絞るのかという感も否めない。
 希林さんの話は雑巾ではないが。

 希林さんの年表をたどれば、2012年は映画「わが母の記」が封切られ、この作品の演技で第36回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した記念すべき年でもある。
 その一方で、全身がんも公表されて、このあたりから希林さんの早すぎる晩年と言っていいかもしれない。
 タイトルにもなっている「老いの重荷は神の賜物」は、そんな人生の岐路にあった希林さんがこの講演の冒頭に朗読したヘルマン・ホイヴェルスの「最上のわざ」に出てくる一節から採られている。

 希林さんはこの文章を長岡輝子さんの朗読から知ったと講演でも語っている。
 希林さんの魅力はそういう言葉の掬い取りが見事で、この2012年はまだ70歳にもなっていないのだが、希林さんが「老い」といえばそうなのかと思えてしまう。
 そういえば希林さんはまだ30歳の頃からおばあさん役をやっていて、希林さんにとっては若いとか老いとかは関係なかったのであろう。

 さすがにこの講演の時はまだ元気感を感じる。
 希林さんの人生をたどるという意味ではでは貴重な講演録ではある。
  
(2020/01/24 投稿)

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