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プレゼント 書評こぼれ話

  最近の本の売れ行きランキングなどを見ると
  川越宗一さんの『熱源』は
  結構売れているようです。
  一番新しい直木賞受賞作です。
  一方の芥川賞ですが
  古川真人さんの『背高泡立草』。
  『熱源』ほどではないようですが
  それでも割と売れていて
  さすが芥川賞直木賞効果。
  そもそも
  この二つの賞ですが
  新人賞なのに
  盛り上がるのは
  ひとつは歴史が長いということもあるでしょう。
  なので
  さまざまな話題が残っていて
  そんないくつかが
  この本でも紹介されています。
  今日は
  高橋一清さんの
  『芥川賞直木賞秘話』を紹介します。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  「秘話」だから読みたくなる、これって心理                   

 毎年8月と2月に発売される総合誌「文藝春秋」は芥川賞発表号で作品が全文掲載されるということもあって、通常の月より10万部ほどは増刷されるようです。
 又吉直樹さんが芥川賞を受賞した『火花』が掲載された時の「文藝春秋」は100万部を超えていたそうで、実はそれよりも売れたのは綿矢りささんと金原ひとみさんがダブル受賞した時はそれ以上に売れたそうです。
 芥川賞は文芸誌や同人誌に発表された作品が選考対象となり、受賞が決まればまず「文藝春秋」に掲載、その後「芥川賞受賞作!」とうたった帯などがついた単行本が書店に並ぶことが多いのですが、最近は「文藝春秋」ばかりに旨味をとられてはということなのか、単行本の出版が早まっています。

 芥川賞だけでなく直木賞もそうですが、文学の新人賞ですが、ニュースになることも多く、何かと話題の賞であることは間違いありません。
 この本はかつて文藝春秋の編集部で働き、二つの賞の選考準備にも関わった経験をもつ著者が、まさにその渦の中で見聞きした作家や選考委員の姿を描いたものです。
 これを読むと作品が出来上がるまで、編集者がいかに作家を助けているかもわかります。
 もちろん書くのは作家本人ですから、編集者の意見や助言がすべて生かされることではありません。
 作家をその気にさせるのも編集者の腕なのでしょう。
 そんな著者だからこそ、「いい小説には、その時代の人々の生き方を文章にして見せてくれるようなところがある」という言葉が生まれるのだと思います。
  
(2020/02/20 投稿)

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