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プレゼント 書評こぼれ話

  昨年2019年の9月のはじめ
  私は何をしていたのだろう。
  毎日、テレビも新聞も見ていたはずなのに
  京都で開催されていた
  ICOM(アイコム/国際博物館会議)京都大会のことは
  まるで知りませんでした。
  今日紹介する
  原田マハさんの短編集
  『20 CONTACTS 消えない星々との短い接触』は
  書評にも書きましたが
  その大会の中での企画イベントのひとつとして開催された
  展覧会をもとに
  書かれたものです。
  原田マハさんの大ファンなら
  2019年9月に
  京都まで行かれたのかもしれません。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  原田マハさんの想いを詰めて                   

 ICOM(International Council of Museums:国際博物館会議)という組織のことは知りませんでした。調べると、ミュージアムの進歩発展を目的とした世界で唯一かつ最大の国際的な組織だそうです。
 3年に一度世界的な大会を開催していて、2019年には京都で第25回の会議が開催されました。
 この時のテーマは「文化をつなぐミュージアム ―伝統を未来へ―」で、たくさんのイベントが組まれたそうです。
 その中の一つが、数多くのアート小説を発表してきた原田マハさんによる初の展覧会「CONTACT つなぐ・むすぶ 日本と世界のアート展」でした。
 その展覧会のために編まれた短編集がこの作品です。

 20の「消えない星々」とは、全員の名前は表紙に記されていますから一部だけ抜粋すると、猪熊弦一郎、ポール・セザンヌ、黒澤明、川端康成、棟方志功、手塚治虫、東山魁夷、宮沢賢治、そして、ゴッホと、おそらく原田さんが大好きな「星々」が名を連ねています。
 それは画家にとどまらず、映画監督、作家、漫画家にいたる幅広いジャンルの「星々」です。

 この短編集の趣向は、これらの「星々」に原田マハさん自身がたずねていくということです。
 もちろん、すでに亡くなった人々とどんな「CONTACT」をとるのか、それは原田さんの内面を覗くことでもあったはずです。
 そんな「星々」に手土産を持参するというのも面白い。
 例えば、川端康成には水道橋のとんかつの名店「かつ吉」のとんかつの折詰とかバーナード・リーチには小鹿田焼の箸置きとかいった風に。
 この手土産にも原田さんの「星々」に対する想いを感じさせられました。
  
(2020/02/22 投稿)

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