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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  向田邦子さんの『女の人差し指』という
  エッセイ集を紹介します。
  この本も
  さいたま市の図書館から
  電子書籍として借り出したものです。
  図書館でどんな電子書籍があるのかなと
  図書館のホームページで
  探していて見つけました。
  おや、こんな本もあるんだと
  うれしくなって借りました。
  コロナウイルス感染拡大の影響で
  テレビドラマの制作現場も
  厳しい状態になっているようですが
  こんな時代だからこそ
  元気で明るいドラマが見たいものです。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  長女の魅力                   

 台湾での飛行機事故に巻き込まれ、脚本家で直木賞作家でもあった向田邦子さんが亡くなったのは1981年(昭和56年)8月だった。
 この時向田さんはまだ51歳という若さであった。
 それから40年近くなるのに、今でも向田さんは人気の高い作家である。
 昭和の時代にも文豪と呼ばれた作家やベストセラー作家は数多くいるが、向田さんはそんな中にあっても今でもたくさんの読者に愛されている稀有ともいえる一人であろう。

 向田さんの肩書の第一はもちろん脚本家であろう。
 昭和のテレビドラマを牽引した一人であることは間違いない。
 その次には直木賞まで受賞した作家としての向田さんであるが、直木賞の受賞が1980年であるから小説作品としては極めて少ない。
 そして、もう一つの肩書がエッセイストである。
 向田さんの魅力は案外このエッセイにおける文章の巧さのような気がする。

 この『女の人差し指』というエッセイ集は1982年、つまりは亡くなったあと刊行されたものだ。
 表題作でもある「女の人差し指」は亡くなる直前まで「週刊文春」に連載されていたエッセイで、随所に向田さんの父親や家族たちの姿が活写されている。
 向田さんの魅力は長女のそれのように思っている。
 自身には色々な想いがあるのだろうがそれをしまい込んで、家族のために立ち回ろうとする気性、そんな長女の魅力が亡くなって40年経っても衰えない人気の源泉ではないだろうか。

 このエッセイ集にはほかに、「テレビドラマ」や「食べもの」「旅」といった単元で括られたエッセイが収められている。
  
(2020/04/10 投稿)

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