FC2ブログ
プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  昨日につづいて
  詩人茨木のり子さんの本を
  紹介します。
  『茨木のり子集 言の葉1』です。
  私が持っているのは
  2010年発行のちくま文庫版ですが
  元々は
  2002年に単行本として
  刊行されています。
  自選作品集ですから
  茨木のり子さんが元気な頃に
  刊行されたものになります。
  全3巻なので
  残り2巻も
  おいおい紹介していきます。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  詩人茨木のり子をもっと知るために                   

 「現代詩の長女」と呼ばれる詩人茨木のり子さんが詩集『倚りかからず』で一躍注目を集めたのは1999年(平成11年)のことです。
 この時、茨木さんは73歳。
 遅咲きというよりも、詩集が多くの読者を得ること自体、稀有なことでした。
 その詩が朝日新聞の「天声人語」で紹介されたことが多くの読者を獲得する要因にもなったでしょうが、そうして出会った詩人が読者を裏切らない本物であったということが大きかったのではないでしょうか。

 その勢いもあったのでしょう、茨木さんに全集を編まないかという話があったと聞いたことがあります。
 残念ながらその話は実現しませんでしたが、茨木さん自身選による「自選集」3冊が生まれました。
 それが、この本。そして、これがその一冊めにあたります。
 茨木さんが1950年から60年に発表した詩集『対話』『見えない配達夫』『鎮魂歌』から詩が、「はたちの敗戦」「「櫂」小史」などのエッセイ、さらにはラジオドラマや童話『貝の子プチキュー』など、茨木さんの初期の活動を堪能できるようになっています。

 最も興味があったのはエッセイ「「櫂」小史」です。
 茨木さんが詩を書き始めたのは結婚後のことでした。ほとんど無名の彼女に川崎洋さんが一緒に同人誌をやりませんかと声をかけて始めたのが「櫂」でした。
 その後この同人誌には谷川俊太郎さんや吉野弘さん大岡信さんなど今では考えられないような人たちが集まってきます。
 そんな渦の中にいた茨木さんだから描けた、現代詩のこぼれた花弁のような文章です。
  
(2020/04/30 投稿)

    芽 「ブログランキング」に参加しています。
     応援よろしくお願いします。
     (↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 今日もクリックありがとうございます)
 
    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

レビュープラス
Secret

TrackBackURL
→http://hontasu.blog49.fc2.com/tb.php/4311-40890b0e