FC2ブログ
プレゼント 書評こぼれ話

  先日紹介しました
  朝日新聞に載った津野海太郎さんのエッセイには
  続きがあって
  本以外に古い映画のDVDを見て
  自身の生涯の「映画ベスト10」をえらぶことを
  楽しみにあげています。
  そして、こう書いて終わっています。

    夜の時間は読書よりも、そっちにとられそう。

  津野海太郎さんの「そっちにとられそう」という
  気分はよくわかります。
  映画って本当に面白い。
  私も最近は1日1本ぐらいは観ている勘定になるかも。
  今日は
  そんな映画好きの皆さんに
  和田誠さんの名著
  『お楽しみはこれからだ PART2』を
  紹介します。
  書評タイトルは映画「ジョルスン物語」から。

    「君は会うたびに美しくなる」
    「会ったのはついさっきよ」
    「その間に美しくなった」

  こんなセリフ、一度は言ってみたいもの。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  君は会うたびに美しくなる                   

 映画の名セリフをイラストレーターでもあり映画監督でもあった和田誠さんが短文と、その映画に出てきた俳優たちの似顔絵で構成された伝説の映画エッセイの「PART2」。
 1976年刊行ですから、かなり以前のもの。
 「あとがき」には「セリフについて綴るのはこれでいちおう打ち止め。PART3をつくる予定は、今のところない」とあるが、実際にはこのあとPART7まで作られるのですから、人生とはわからないもの。

 もともとは映画雑誌「キネマ旬報」に連載されたもので、一回あたり5本の映画のセリフが紹介されている。
 しかも、そこにはテーマがあって、例えばシリーズものの映画を紹介する回では東映の「多羅尾伴内」シリーズと「男はつらいよ」、「座頭市」「網走番外地」、それに「ターザン」といった具合である。
 結構大変な作業だったと思うが、映画好きの和田さんだけあって、本人は楽しみながら書いて(描いて)いたようだ。

 この「PART2」には「「PART1」にはなかった日本映画の名セリフも紹介されている。
 ただ数的には洋画の方が圧倒的に多い。
 その理由として和田さんは、人間の記憶は耳よりも目から入ってきた情報の方が記憶に残りやすいのではないかと書いている。
 それと洋画の場合、字幕になっていて言葉が簡略されていることも要因だろうとある。
 1970年代の頃には映画で観る洋画のほとんどは字幕で、最近のように吹替版を映画館で観ることはなかったように思う。
 人生とはわからないものだ。
  
(2020/05/19 投稿)

    芽 「ブログランキング」に参加しています。
     応援よろしくお願いします。
     (↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 今日もクリックありがとうございます)
 
    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

レビュープラス
Secret

TrackBackURL
→http://hontasu.blog49.fc2.com/tb.php/4331-7aceb506