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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は昨日の続き。
  司馬遼太郎さんの
  『国盗り物語(四) 織田信長 後編』。
  最終巻です。
  この巻は文庫本で700ページあって
  読み応え十分。
  四巻読み終わって
  やっぱり面白かったというのが
  第一の感想。
  こんな面白い小説も
  NHK大河ドラマ「麒麟がくる」
  コロナ禍の影響で
  中断しなかったと
  読まなかったかもしれないと思うと
  人生何が起こるかわからない。
  信長も本能寺でそう思ったのでしょうか。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  光秀は「麒麟」か                   

 新潮文庫版で4冊となっている長編歴史小説もいよいよ最後の巻、「織田信長 後編」である。
 そしていよいよこの巻のクライマックスで「本能寺の変」が描かれている。
 そこからすれば、「織田信長編」というより「明智光秀編」といった方がいいかもしれない。自らの主家であった信長に何故光秀は謀反を起こしたのか。
 おそらくそれは光秀しかわからない、あるいは光秀自身にも解けない謎であったかもしれない。

 この長編小説にはたびたび信長に対する光秀の妬みのようなものが書かれている。
 妬み、というのは、自分の方が生まれもいいし能力もある、という愚かな考えから出ている。
 あるいは、濃姫と結婚したかもしれない自分を想像したこともあったやもしれない。
 どんな組織でも、光秀のような考えをもつ人物は現れる。ただ光秀の場合、そんな考えを持つほどに能力も高かったのも事実だ。
 ただ残念なことに、光秀は信長のことが嫌いであった。
 好き嫌いの問題はどうしようもない。

 精神が病んでいくように見える光秀だが、信長の仕打ちも目に余る。
 現代ではパワハラであるには違いないが、戦国時代、ましてや下克上といわれている時代に信長のような強烈な個性がなければ天下などとれるはずもない。

 道三、信長、光秀、三人の武将の長い物語はここで完結したが、一体誰が本当の「国盗り」だったのだろう。
 秀吉なのか家康なのか。
 あるいは光秀の謀反に組みしなかった、光秀の友細川藤孝だったのだろうか。
  
(2020/07/24 投稿)

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