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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  二十四節気のひとつ、大暑
  漢字をみてわかるとおり
  暑さが厳しい頃。

    兎も片耳垂るる大暑かな     芥川 龍之介

  ところが
  今年はまだ梅雨があけません。
  まったくどうなってしまったのかな。
  気候といい
  コロナといい
  私たちの手ではどうしようもできないことばかり。
  せめて
  雨の日には映画でも観たいですが
  なんだか今はお家で鑑賞が多い。
  今日は黒澤明監督のポスター図録である
  『旅する黒澤明 槙田寿文ポスター・コレクションより』を
  紹介します。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  黒澤映画はかっこいい                   

 太宰治と松本清張が同じ年、1909年(明治42年)の生まれと知った時は少し意外な気がした。
 彼らから数カ月遅れたが、たぶん同じ学年であっただろう1910年3月に、もう一人の著名人が誕生している。
 映画監督黒澤明である。
 黒澤明が監督した映画「羅生門」がヴェネチア映画祭で金獅子賞を授賞したのが1951年、太宰治はすでにこの世になく、松本清張はやっと処女作とある「西郷札」を書いたばかりであった。
 日本もまだ戦後6年めで、黒澤明の快挙に驚いたはずである。
 そのあとの黒澤明の活躍は多くの人が知っているだろう。

 黒澤明は生涯30本の映画を撮った。
 その多くは海外でも上映され、黒澤を尊敬する海外の映画人も多い。
 この本は2018年に国立映画アーカイブで開催された展覧会の図録(刊行は展覧会終了後だが)である。
 世界30か国で上映された黒澤作品の映画ポスター84点が収められている。

 それらを見ていると、普段私たちが見なれている映画ポスターとはかなりイメージが違う。上映する国によっては極東の島国である日本のこともよくわからなかったかもしれない。それにそれらの国の映画事情もあるだろう。
 どちらかといえばイラストレーションによるデザインポスターが多いような気がする。そして、それが実にかっこいい。
 黒澤明の映画がかっこいいのを、海外の映画人たちはよく理解していたのだろう、
 これらのポスターが黒澤明研究家でもある槙田寿文氏の個人コレクションというのもすごい。
  
(2020/07/22 投稿)

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