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プレゼント 書評こぼれ話

  今日から8月
  天気予報の週間天気を見ていると
  関東地方もなんとなく
  梅雨明けが見えてきた感じがします。

    梅雨明けや深き木の香も日の匂      林 翔

  コロナ禍で
  子供たちにとっては短い夏になりますが
  スッキリとして夏になることを
  期待しています。
  今日は
  アガサ・クリスティー
  『運命の裏木戸』という本を
  紹介します。
  いつもの霜月蒼さんの
  『アガサ・クリスティー完全攻略』の評価は
  ★★
  厳しい評価ですが
  仕方ないかな。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  この本を読む前に                   

 「ミステリの女王」アガサ・クリスティーが亡くなったのは、1976年、85歳の時だった。
 アガサはその生涯で多くの作品を残したが、最後の作品となったのがこの作品で、亡くなる3年前の1973年に出版されている。
 最後の作品をポアロでもミス・マープルでもなく、トミーとタペンスというおしどり探偵で描いたというのは、自身の生活を省みた時にたどりついた選択だったのかもしれない。

 トミーとタペンスによるおしどり探偵シリーズは1922年に『秘密機関』という作品が書かれてからこの作品に至るまで半世紀もあるが、作品数は多くない。
 だから、主人公たちの年齢を変えないこともできたはずだが、アガサはこの二人に確実に年を重ねさせ、ここでは75歳あたりの年齢に設定している。
 この二人が隠退生活として選んだのが片田舎の古い邸宅。この家を買うに際して、以前の持ち主の所蔵本も含まれていた。
 その中の一冊に謎の暗号文を見つけて、事件に巻き込まれていく二人。
 この暗号文にはかなり以前の殺人が暗示されていたのだが、それをさぐるために二人は過去を知る老人たちの話を訊ねていくことになる。

 この田舎の老人たちでもトミーたちが過去において難事件を解決した有名人であるかを知っているぐらいだから、この作品を読む前には、できれば『秘密機関』や『NかMか』を読むことをオススメする。
 トミーとタペンスのことをもっと知っていたら、この作品の読後感もまた違ったものになったかもしれないと悔やんでいる。
  
(2020/08/01 投稿)

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