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プレゼント 書評こぼれ話

  先月の終りに発表された
  日本人の平均寿命は
  男性81.41歳で女性87.45歳。
  長寿大国の日本ですが
  やはり
  88歳の米寿となれば
  かなり目出度い年齢です。
  詩人の谷川俊太郎さんが
  米寿だというのも
  ちょっと驚きですが
  まだまだ現役の詩人でいられるのも
  素敵です。
  今日は
  谷川俊太郎さんの
  新しい詩集『ベージュ』を
  紹介します。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  米寿の詩集                   

 谷川俊太郎さんは1931年生まれというから、すでに米寿を迎えた。
 この詩集名の「ベージュ」はもちろん色の名前ではあるが、米寿にもかかっている。
  言われてみて気づくが、なんとも素敵な言い換えだろう。

 谷川さんが第一詩集『二十億光年の孤独』を発表したのが1952年というから、それから70年近い時間を「詩人」であり続けているのは、まるで奇跡のようだ。
 しかも、この新しい詩集には1951年4月4日と刻印された未発表の詩「香しい午前」まで収録されている。
 その一方で2020年に発表された詩もある。
 米寿の詩人によって編まれた詩集は、まるで時をつなげて、現在に誕生したかのようだ。

 二十代の詩人と八十代の詩人。
 どちらが感性が研ぎ澄まされているか、どちらが情感に溢れているか、それを読むのは読者次第だろう。
 若い読者はまるでつまらないような顔をしながら呟く二十代の詩人を選ぶだろうか。
 年老いた読者は柔らかな文字がつらなう八十代の詩人に委ねるだろうか。
 あるいは、その逆もある。

 谷川さんとともに、または谷川さんの詩とともに年を重ねてきた読者にとって、谷川さんの詩はいつまでも等身大ではないか。
 そういえば、ベージュという色には、穏やかや優しさという意味があるそうだ。
 きっとそんなことも意識した、「ベージュ」という詩集なのかもしれない。
  
(2020/08/21 投稿)

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