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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  アガサ・クリスティー
  『NかMか』を紹介します。
  原題が「N or M ?」ですから
  日本のタイトルもそのままです。
  「おしどり探偵」トミー&タペンスもの。
  前にこのシリーズで
  『運命の裏木戸』を紹介しましたが
  あれがあまり面白くなかったので
  今回は
  霜月蒼さんの『アガサ・クリスティー完全攻略』でも
  ★★★★★
  最高得点の作品を
  選びました。
  さすがに面白い。
  スパイ映画になんかなったら
  面白いと思うけどな。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  1941年にこんな小説を書いたなんて、それがすごい                   

 アガサ・クリスティーといえば、誰もが灰色の脳細胞を持った名探偵ポアロか老婦人探偵ミス・マープルを思いつくだろうし、この2人が謎を解く作品も圧倒的に多い。
 数の上では大きく差がついているが、トミー&タペンスの「おしどり探偵」もなかなか人気が高いようである。

 トミー&タペンスものと呼ばれるシリーズは四つの長編小説しかないが、作品の発表とともに二人の年齢も私生活も変化していくのが面白い。
 それにポアロやミス・マープルが頭脳で謎を解くミステリーであるが、このシリーズはスパイ小説とも呼ばれるほど、趣きが異なる。
 例えば、この作品ではトミーが何者かに襲われ、捕らわれの身になってしまうといった、まるで「007」ばりのアクションものの要素もあったりする。

 この作品が発表された1941年といえば、日本軍が真珠湾攻撃を行った年でもあり、ヨーロッパでも戦争はまだ拡大中で、そんな中、ドイツ軍がイギリス本土で諜報活動をしているのではないか、それを阻止するために「おしどり探偵」を送り込むなんていう作品を書いているのだから、当時この作品を読んだ読者は緊迫しながら読んだことだろう。
 ただ謎解きでいえば、割りと早い段階でドイツの密偵はわかるのではないだろうか。
 何故なら、謎解きの伏線が幾重にも張り巡らされているから。

 それにしても内緒にしている調査にもトミーのあとを追いかけてくるタペンスのような奥さんを持つと、ひやひやしどおしだろう。
 しかし、事件が解決してしまえば、手を握り合うぐらいはする、仲のいい夫婦でもある。
  
(2020/08/27 投稿)

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