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プレゼント 書評こぼれ話

  今日から9月
  「歳時記」を開くと
  「九月」という季語のあとに「八朔」が続きます。
  「八朔」というのは
  旧暦八月朔日の略とあります。
  江戸時代には徳川家康の江戸城入場がこの日で
  元日同様の吉日だったそうです。

    八朔の雲見る人や橋の上      内藤 鳴雪

  先週末の安倍総理の突然の辞任表明。
  次の後継者は誰になるのか
  永田町雀がうるさいですが
  今まさに内藤鳴雪の俳句のように
  空を見上げている人がいるんでしょうね。
  今日は
  春日太一さんの『時代劇入門』という本を
  紹介します。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  昔はチャンバラ遊びをしたもの                   

 この本の著者春日太一さんは1977年生まれ。なので、東映とかがたくさん時代劇を上映していた世代ではありません。
 ちなみに東映が「柳生一族の陰謀」で時代劇を復活させたのが1978年ですから、春日さんはそんな世代。なのに、「時代劇研究家」という肩書をもっているくらいの時代劇ファン。
 では、春日さんの時代劇大好きの根っこには何があるかというと、「機動戦士ガンダム」だといいます。
 時代劇ではなく、チャンバラ映画と呼んでいた世代。新聞紙を丸めて刀の代用にしてチャンバラごっこをしていた世代とは、隔世の感がありますが、春日さんが時代劇を「世界に通用するエンターテインメントの表現手段」というのはその通り。
 特に、忍者について、日本映画よりも外国映画がその面白さを認めているように思います。

 この本はタイトルにもある通り「入門」書なので、とてもやさしく書かれています。
 何しろ最近の時代劇はテレビも映画もそれほど多く制作されていないので、ましてや昔の時代劇ともなれば知らない人が多いのも仕方がありません。
 とりあえず知っておきたい「時代劇ヒーロー」や「スター」、そして「監督」の単元を読めば、自ずと時代劇の歴史がおさらいできます、
 最近の若い人が時代劇に疎いのは、やはりあまり制作されないからだと思います。
 制作側からすれば制作コストがかかりすぎるといった問題や殺陣ができる俳優が少ないなどの問題があるでしょうが、そのあたりももう少し踏み込んでもよかったのではないかと思わないでもありません。
  
(2020/09/01 投稿)

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