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プレゼント 書評こぼれ話

  浅草にはよく行きます。
  なので、浅草寺へ向かう仲見世の賑わいは
  当たり前のように思っていました。
  今回のコロナ禍で
  人影もまばらになった仲見世を見ると
  さびしくなります。
  悲しくもなります。
  早く元の浅草に戻って欲しい。
  今日は
  平松洋子さんの
  『すき焼きを浅草で』という食べ物エッセイを
  紹介します。
  浅草、すき焼きと言えば
  これは今半のこと。
  なんと贅沢な。
  でも、平松洋子さんは
  立ち食いそばのお店だって行きます。
  その振り幅が小気味いい。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  食べ物エッセイは出前ではなく                   

 コロナ禍で飲食店が苦境にある。
 休業要請が出たり営業時間短縮のお願いが出たり、売上はコロナ以前の半分もいかないというところが多い。
 自身でいっても外食の機会がうんと減った。
 お店で食べなくなってテイクアウトで活路を見出そうとお店の方も工夫をこらしている。しかし、やはり外食の魅力にはほど遠いのではないか。
 つまり、外食の魅力とはおいしい料理を食べるだけでなく、お喋りを楽しんだり、店の雰囲気を味わったり、そういう全てをひっくるめてのことなのだと、今回のコロナ禍で改めて感じた。

 平松洋子さんが週刊誌に連載し、その2年足らず分を文庫オリジナルとしてまとめたこの食べ物エッセイ、収められているのは2018年4月から2019年12月分で、この期間も西日本豪雨災害だとか大きな自然災害もあったけれど、現在のコロナ禍の飲食業界の事情と比べるとなんと穏やかで平和であったことかと思う。
 そして、食べるということはそういう穏やかで平和であればこそ、じわっと染み出してくるうまみが増すものだと、余計に気づかされる。
 表題の「すき焼きを浅草で」を読んで、舌なめずりしてお店に駆け込むかといえば、やはりどこかでコロナが収束してからと思っている自分がいたりする。

  なので、せめて平松さんの食べ物エッセイで食べることの楽しみを味わうのもいい。
 そして、みんなががやがや楽しく料理を囲める日が戻ればいい。
  
(2020/09/08 投稿)

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