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プレゼント 書評こぼれ話

  昨年(2009年)読み残した本です。
  新聞の書評欄でみつけて、
  実は今回の400字書評にも書きましたが、
  「<勝間和代>を目指さない」という章が
  とても気になっていました。
  この章のタイトルをつけたのは著者の香山リカさんご自身なのか、
  編集の方なのかどうかわかりませんが、
  実にうまいタイトルをつけたと思います。
  ところで、副題にある
  「「ふつうの幸せ」を手にいれる10のルール」ですが、
  あ、なるほどなと思ったタイトルをいくつか書いておくと、
  「自慢・自己PRはしない」「老・病・死で落ち込まない
  「仕事に夢をもとめない」「お金にしがみつかない
  など、です。
  少し、かなりかな、読んでみたいと思ったでしょ。
  このあたりが、よく売れた一因でもあるのではないでしょうか。

  じゃあ、読もう。

しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)
(2009/07)
香山 リカ

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sai.wingpen  ふつうとは何だろう                     矢印 bk1書評ページへ

 本書は2009年にもっとも売れた新書である。
 「<勝間和代>を目指さない」という章のタイトルが話題となったが、まさかそれが売れた原因ではないだろう。もし、売れた原因を探るとすれば、やはり題名のなかの「生き方」ではないだろうか。しかも、それが「ふつうの幸せ」をめざす「生き方」だというのだから、興味がわく。
 現代人はこの「生き方」という言葉にとても魅かれる。かつて「死にざま」や「生きざま」といった言葉が流行ったことがあるが、今は「生き方」そのものがわからなくなっている時代なのだろう。
 しかし、人として生まれて、成長し、やがて死んでいく、そんなごく当たり前のことさえも誰かに教えてもらわないといけないとしたら、なんとこの時代は生き難いのだろう。あるいは、「ふつう」ということさえ、何を基準にして「ふつう」なのかもわからなくなっているのではないか。
 本書が提示する問題よりも、そのことの方がおそろしい。
  
(2010/01/09投稿)

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