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プレゼント 書評こぼれ話

  外山滋比古さんの訃報を聞いて
  もう一度あのベストセラーを読んでみようと
  購入したのが
  今日紹介する『思考の整理学』。
  最初に読んだのは
  2010年3月で
  今回が再読になります。
  二度読んだから
  本の内容を理解できたかというと
  やっぱり自信はありません。
  この本が売れるきっかけとなった
  一枚のPOPに書かれていた 
  「もっと若い時に読んでいれば…」という言葉が
  身に染みます。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  伝説のPOPで大ベストセラー                   

 先日(2020年7月30日)96歳で亡くなった外山滋比古さんは英文学者で大学で長い間教鞭をとられていたが、それ以上に外山さんの名前を有名にしたのが、この一冊の文庫本である。
 もともとこの本は1983年に筑摩書房から「ちくまセミナー」の一冊として出版され、1986年に文庫化されている。
 平易な文章で書かれているとはいえ、思考を整理するという普通の人にはなかなかなじみにくい本が、今では200万部を越える大ベストセラーになったのは、2007年に盛岡市にあるさわや書店の松本大介さんが「もっと若い時に読んでいれば...」というPOP(ポップ)でつけたことで火がついたという。その後、東大、京大の生協の書籍販売ランキングでトップになって、文庫本の帯に「東大・京大で一番読まれた本」と書かれ、さらに売れていったという、今では出版界の伝説のような話になっている。

 改めて読むと、「思考の整理というのは、低次の思考を、抽象のハシゴを登って、メタ化していくこと」といったように、根本的に難しいことを伝えようとしているのがわかる。
 ただこの本が売れた(但し、売れたから必ず読まれた、あるいは理解されたとならないから注意が必要だが)のには、「思考の整理とは、いかにうまく忘れるか」であるとか、「声も思考の整理に役立つ」ので音読を薦めたりと、わかりやすい側面も多いからであろう。

  さわや書店の一枚のPOPを見てこの文庫を手にした最初の読者はどんな人だったのだろうか、興味がわいて仕方がない。
  
(2020/09/29 投稿)

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