FC2ブログ
01/06/2009    悠々として急げ

本 「歳時記」を開くと、日本語は美しいといつも納得します。
 例えば、門松(最近見なくなりましたね)を立てておく期間は
 「松の内」っていいますよね。
 「歳時記」にはそれ以外に、
 「注連(しめ)の内」なんていう言葉もあるんですよね。
 「松の内」のような広がりはないけれど、つつましい美しさを感じます。
 関東ではだいたい今日(6日)までが「松の内」。(関西では15日ぐらいだとか)

本 正月気分のままに、10年前の「読書ノート」を開いてみました。
 1999年1月3日のノート。

    昭和という時代が終わって、もう10年が過ぎた。そして、新しい
    世紀が目の前にある。ノストラダムスによれば、今年の7月に地
    球は滅びるらしい。世紀末である。僕は今年44歳になる。なんだ
    か10年前には想像もしなかった世界だ。
    ・・・・・・
    欲しいものはたくさんある。革製の書斎椅子が欲しい。冬のスーツ
    は去年我慢したから、今年こそ。夏のスーツだっている。男だって
    お洒落が必要だ。欲望渦巻く、44歳!


本 なつかしいなぁ。
 そしてなんだか、10年前の自分が切なくなります。
 多分、その時、10年後の自分自身なんて想像もしなかったにちがいありません。

    悠々として急げ

 作家開高健がよく使った言葉です。
 10年前の自分に言ってあげたいし、今の自分にも言い聞かせる。

 そんなことを思う、「注連の内」でした。

Secret

TrackBackURL
→http://hontasu.blog49.fc2.com/tb.php/45-08340bb7