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プレゼント 書評こぼれ話

  スタジオジブリの映画は
  ほとんど観てきましたが
  あえていうなら
  宮崎駿監督の映画はほとんど観てきたので
  他の監督の作品で
  観ていないものがたくさんあります。
  2010年公開の
  「借りぐらしのアリエッティ」もそうで
  先日ようやく観ました。

   

  この原作はどんな作品だろうかと
  思って手にしたのが
  今日紹介するメアリー・ノートン
  『床下の小人たち』です。
  映画を観た人は
  原作の方も読んだ方がいい。
  映画もよかったですが
  原作の方が好きかな。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  アリエッティに会いたい                   

 2010年夏に公開されたスタジオジブリのアニメ映画「借りぐらしのアリエッティ」(米林宏昌監督)の原作であるイギリスの児童文学。
 あの宮崎駿さんは企画と脚本で参加しています。
 そもそも原作は1952年に出版されたもので、原題は「THE BORROWERS」で日本語にすると「借り手」ですから、ジブリ作品の方がニュアンス的には近いかもしれません。
 もっとも岩波少年文庫にラインナップされたのが1956年ですから、「床下の小人たち」の方が物語を端的に表していてわかりやすかったともいえます。

 この物語はタイトルが示す通り、ある古風な家の床下に住む三人の小人の家族の物語です。
 父はポッド、母はホミリー、そして一人娘のアリエッティ。
 彼らの世界では絶対に人間にその姿を見られてはいけないという不文律があります。
 ところが、ある日ポッドがその家で静養に来ていた男の子に姿を見られてしまいます。
 嫌な予兆の始まりです。
 さらにはアリエッティまでも見つけられ、男の子としゃべってしまいます。
 この時男の子はアリエッティのような小人の種族はいつか滅びるという辛辣なことをいうのですが、子供は時に残酷なことを平気に口にする。
 そういうありのままの子供を描くことで、子供たちがその物語を自分にひきつけていく。そんなところに優れた児童文学があるのだと思います。
 そして、アリエッティたちはついに男の子以外の人間にも見つかってしまい、なじんだ床下から出ていくことになります。

 「借りぐらし」というのは、人間の生活からこまごましたものを借りて自分たちの暮らしを支えること。
 そんな生活をしているアリエッティたちが本当にいるかもしれない、そんなことをふと思います。
  
(2020/11/27 投稿)

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