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プレゼント 書評こぼれ話

  今日も
  昨日に続いて
  アガサ・クリスティーミス・マープルもの
  『鏡は横にひび割れて』を
  紹介します。
  昨日紹介した『パディントン発4時50分』は1957年で
  この作品は1962年に発表されたもので
  このあたりのアガサ・クリスティー
  油がのっています。
  ちなみにこの作品は
  1980年に「クリスタル殺人事件」というタイトルで
  映画化されています。
  今度レンタルショップで
  探してみようかな。

  じゃあ、読もう。

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sai.wingpen  これは傑作です                   

 アガサ・クリスティーの人気キャラクターの一人、ミス・マープルものの面白さは、執筆時期とともに主人公であるマープルも年をとっていくとともに、彼女の住むロンドン近郊の小さな村セント・メアリ・ミード村も次第に都市化していく点もその一つかもしれない。
 1942年発表された『書斎の死体』の舞台となったバントリー家は、1962年に発表されたこの作品では売りに出され、その家を買った女優のパーティで殺人事件が起こるという設定になっている。
 20年の月日でバントリー家の亭主はすでに亡くなっているが、奥さんが元気で、彼女はなんと殺人事件のあったパーティのその瞬間に立ち会っていたのだから、マープルも含めご婦人たちは元気だ。

 しかも、殺されたのは新興の町に住む婦人で恨みを買うことは考えにくい。
 捜査はやがて本当はこの女優を狙ったものの犯行ではないかと変わっていく。
 徐々に明らかにされていく女優の過去。
 そして、次々に新しい殺人が起こっていく。

 ミス・マープルはすごいのは、この作品でもほとんど動いていないということだ。
 すっかり年をとって、近所の人のお手伝いを受けたりしている。
 あとは、近所の知り合いから情報を得て、謎を解いていき、最後はやはり現場に赴き、結論を得る。
 事件の発端から謎とき、犯人の動機に至るまで、もちろんこの素敵なタイトルもそうだが、とてもいい作品だ。
  
(2020/12/23 投稿)

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