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プレゼント 書評こぼれ話

  ついに食べました。
  東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズ既刊31冊、
  「丸かじり」しちゃいました。

  平成史に残る大偉業が達成された瞬間です。
  読者のみなさんが歴史の証人です。
  みましたよね。
  みてましたよね。
  まさか、読みとばしたってことないでしょうね。
  でも、ここまでハマるとは正直私も思いませんでした。
  一冊が二冊になり、二冊が四冊になり、
  四冊が(ここは一気に)三一冊になってしまうなんて。
 
   ♪やめられない、とまらない、さだおちゃんの「丸かじり」

  終盤の方は刊行順になりましたが、
  この「丸かじり」シリーズはどこから読んでも
  おいしい。
  甘辛酸っぱにがー。(この言葉の意味は今日の書評をお読みください)
  笑える。(たくさんあります)
  泣ける。(あまりないですが)
  怒れる。(あまりないですが)
  世の中、よーく見ると、
  こんなにも食べ物がたくさんあって、
  私たちの人生に深く食い込み、
  人生を豊かにしてくれるものだったということに
  気づかされました。
  これってなかなかないですよ。
  新しい「丸かじり」に出会えるのは今年の暮れでしょうが、
  それまで生きていようと思います。

  じゃあ、食べよう。
  ちがった。
  
  じゃあ、読もう。

ホルモン焼きの丸かじり (丸かじりシリーズ)ホルモン焼きの丸かじり (丸かじりシリーズ)
(2009/12/04)
東海林 さだお

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sai.wingpen  みらいのために                     矢印 bk1書評ページへ

 食べ物にはさまざまな味があって、むしゃむしゃガリガリ食べると感じるのは味覚といいますね。
 TVの食べ物番組でレポーターが有名、珍味、豪華、あり合わせ、といった色々な食べ物を食して「いやあ、おいしかった」というのは、ミンチ(味覚音痴のことをそう呼ぶことに、今決めました)です。
 正しくは「甘い」「辛い」「酸っぱい」「苦い」くらいの味覚大原則はいわないといけない。
 この大原則はいくつものバリエーションができるから便利。
 「甘辛い」「甘酸っぱい」「甘苦い」。
 なんか玄人っぽいでしょ。
 「甘辛酸っぱにがー」
 どうです、もっと玄人っぽい。しかも、どんな味なのかよくわからないのがいい。

 それらの味を感じるのが、「味蕾(みらい)」と呼ばれている舌にある味を認知する細胞。時々、東海林さだおさんの「丸かじり」にも登場する、味のアンテナです。
 トンカツを食べたとしましょう。(焼き鳥が食べたいという人もいるでしょうが、ここはトンカツでお願いします)
 まず、ころもが「味蕾」を通過します。
 ころもさんは「味蕾」がよくわかりませんから、こそっと通過しようとしますね。
 おっとどっこい。
 ここで、サンダーバード3号が出動します。(イメージです)
 ゴォー。
 「本部、本部、聞こえますか。今、ころもさんがこそっと通過しようとしました。もちろん、そんなことはさせません。味、捕獲しました。ころもさんの味は・・・」
 みたいなやりとりが「味蕾」と脳の間で起こるわけです。
 つづいて、豚の肉がとんとんとやってきます。
 ここで、サンダーバード2号が出動します。(イメージです)
 ゴォー。
 こうして、食されたトンカツの味が「おいしかった」ではつまらないではないですか。
 せっかくサンダーバード2号、3号も出動したのに。(ここもイメージでお願いします)

 その点、東海林さだおさんの「丸かじり」はこの味にいたるまでの人間葛藤がさまざま描かれているわけです。そして、食べ物が食されるたびにまごころを餡このようにこめて四方八方から表現していきます。
 何のために?
 もちろん、みらい(味蕾)のために。
  
(2010/01/17 投稿)

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