
「MARVEL」(マーベル)の映画は
ほとんど観ているのではないかしら。
やっぱり一番面白いのは
「アベンジャーズ」シリーズで
ヒーローばかりだから
面白くないはずがない。
日本映画もそれだけの制作予算があれば
面白い作品が作れるかといえば
それも違うような気がする。
あれだけの発想をするのは
なかなか容易ではない。
今日はそんな映画を作り続ける
「MARVEL」の歩みを描いた
『MARVEL 倒産から逆転No.1となった映画会社の知られざる秘密』を紹介します。
映画以上に面白いかも。
じゃあ、読もう。

「MARVEL」(マーベル)といえば、今やそのロゴだけでカッコイイ感じが伝わってくるブランドだし、そこから誕生した多くのヒーローたちは子供だけでなく大人も虜にする。
アイアイマン、スパイダーマン、キャプテン・アメリカ、マイティー・ソー、超人ハルク、そしてヒーローたちが集まったアベンジャーズ、まだまだある。書ききれない程ある。
今や映画制作会社のようでもあるが、もともとは1939年の「マーベル・コミック」までさかのぼる。当時のアメリカには「スーパーマン」や「バッドマン」を生み出した「DCコミック」もすでにあって、そんなすごい国と戦争を始めたのだから、考えるまでもなく無謀というしかない。
さて、本書はその「マーベル」がいくつかの苦難から人気キャラクターをばら売りし、ついには倒産に至りながらも、映画産業の時代の波に乗って今やその名を誰もが知る映画会社にまで昇りつけた歴史をひもといていく。
キーとなる映画はなんといっても「アイアンマン」(2008年)だったようで、本書でも主演選択のことなど詳しく書かれている。
面白いのはスパイダーマンで、最近のアベンジャーズ映画に彼が若いヒーローとし登場してくるのを面白く観ていたが、あれもキャクラターの所有権の問題が色々交差した結果だったりする。
本書は単に映画の本ではないところがミソで、実はビジネス書の側面の方が大きい。
訳者である上杉隼人氏は、これは成功例としての「マーベルのビジネス・モデルを示して」いると結んでいる。
(2021/01/29 投稿)

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