FC2ブログ
プレゼント 書評こぼれ話

  和田誠さんの本は
  結構読んできたつもりですが
  何しろたくさんの本を
  書いてきた人ですから
  まだまだ未読の本がいっぱいあって
  和田誠ファンとしては
  うれしい限りです。
  今日はそんな一冊。
  2014年に出た
  『和田誠シネマ画集』。
  裏表紙には
  チャップリンの「モダン・タイムス」の
  ラストシーンのイラストが載っています。
  このイラストのポストカードを
  持っていて、
  何だかヤッター! って、
  気分です。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  和田誠さんの得意分野なので安心できます                   

 和田誠さんはイラストレーターですから、様々なジャンルのイラストを描いています。
 それは装丁とか絵本とか多岐に渡っていますが、なんといっても映画関係のイラストは和田さんがもっとも得意とする分野ではなかったでしょうか。
 2014年に刊行されたこの画集は、「シネマ」と銘打っているように和田さんの得意な分野に関係したイラストだけを集めたものです。
  
 和田さんと映画といえば、何といっても映画のワンシーンのイラストと名セリフを集めた『お楽しみはこれからだ』シリーズが有名ですが、この画集にはほとんど文章がありません。
 和田さんの色刷りのイラストと映画のデータが並んでいるだけ。
 ただ巻頭に「自分史の中の映画」と題された、ちょっと長めのエッセイ(誠少年がどのように映画に染まっていったかが綴られています。特に和田さんがノーギャラで描いたという伝説となった日活名画座のポスターの話は、何度聞いてもいい話です)と、それぞれの作品のまとめのような文章があるだけです。
 なので、じっくり和田さんのイラストを楽しめます。

 題材になっているのは、映画の名場面や監督、俳優だけでなく、原作を書いた文学者たちも描かれていて、ドストエフスキーやサルトル、もちろんアガサ・クリスティーもいたりします。
 中でも、桜色の背景で描かれたチェーホフは圧巻の一枚になっています。

 こういう画集を開くと、なんだか和田さんがまだそこにいるような、そんな気がします。
 (和田誠さんは2019年10月に亡くなっています)
  
(2021/02/13 投稿)

    芽 「ブログランキング」に参加しています。
     応援よろしくお願いします。
     (↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 今日もクリックありがとうございます)
 
    にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

レビュープラス
Secret

TrackBackURL
→http://hontasu.blog49.fc2.com/tb.php/4603-daaa3df1