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プレゼント 書評こぼれ話

  変な話だが
  今一番熱心に読む新聞記事は
  もしかしたら
  毎週木曜日に載る
  「週刊文春」と「週刊新潮」の広告記事かもしれない。
  特に最近は
  「週刊文春」がその威力を強めていて
  目が離せられない。
  先日の総務省関連の記事では
  まだ何か核心の隠し玉があるのではないかと
  期待しつつ見ているのだが。
  今日は
  そんな「週刊文春」を生み出した
  二人の特異な編集長にスポットをあてた
  柳澤健さんの『2016年の週刊文春』を
  紹介します。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  次はどんなスクープか                   

 現職総理大臣の長男が働く放送会社が総務省の幹部を接待していたというスクープに、世間は騒然となった。「文春砲」の炸裂に、さすが文春、文春だけがジャーナリストとSNS上で賑やかだ。
 「週刊文春」がスクープを追求したのは、今に始まったことではな
 しかし、その印象をすっかり変えた事件がある。
 それは、本書のタイトルとも関係する「2016年」のあるスクープ記事だ。
 わずか5年ばかり前のニュースだが、「2016年」だけでは思い出すことはないかもしれない。それほどに月日のスピードは速く、次から次へと「スクープ」が出現する。
 「2016年」の正月早々に出たのは芸能人ベッキーのスキャンダルだった。きっとそういえば、思い出す人も多いだろうが。

 しかし、本書は決してそんなスクープを追体験するものではない。
 その当時の「週刊文春」の編集長だった新谷学氏の編集者としての姿と、その大先輩でかつて「週刊文春」の黄金期を作った花田紀凱氏がどんな編集者だったかを描いた、実に面白いノンフィクションになっている。
 さらにいえば、単に「週刊文春」だけでなく、創業者菊池寛から100年の長きにわたって連綿と続く「文藝春秋」という「この国と密接に関わり、社会現象をいくつも作り出してきた稀有な出版社の盛衰」を見事に描ききっている。

 一体次はどんな「スクープ」を提供してくれるのか、楽しみな「週刊文春」だが、この本を読めば、さらに期待が高まるだろう。
  
(2021/03/16 投稿)

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