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プレゼント 書評こぼれ話

  今年の初めに
  いくつか目標をこしらえました。
  その一つに
  
    毎月一冊アガサ・クリスティーを読もう

  としたのですが
  三月最後に日になんとか
  今月も間に合いました。
  今日は
  アガサ・クリスティーの『ポアロ登場』。
  短編集です。
  いつもの霜月蒼さんの
  『アガサ・クリスティー完全攻略』では
  ★★★
  読んで損なし、という評価。
  でも、若々しいポアロが
  なんともいい。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  アガサ・クリスティー初の短編集は自信のかたまり                   

 アガサ・クリスティーの作品に欠かせない名探偵といえば、「灰色の脳細胞」を駆使するエルキュール・ポアロ。
 ポアロが初登場したのは、1920年に発表された長編『スタイルズ荘の怪事件』で、それから4年後の1924年に刊行された初の短編集が本作である。
 この短編集には14篇の作品が収められていて、いずれもポアロとその相棒であるヘイスティングズが登場する。
 いずれも文庫本にして40ページほどの短さだから、いかにコンパクトに事件とポアロによる解決がまとめられているかわかる。
 もちろん読者としてはいささか物足りなさを感じるだろうが、ポアロが登場してまだ日が浅いことを考慮すれば、ポアロがどういう人物なのかわかるための一冊といってもいい。

 端的にいえば、自負心が強く、ちょっと友だちにするには躊躇いそうだ。
 だから、語り部でもあるヘイスティングズがよく耐えていると思わないでもない。
 いくら傍で難解な事件の謎を解くのを見られたとしても、だ。
 そもそもこの二人の出会いはあまり語られていないようで、最初の長編の際にスタイルズ荘のある村の郵便局前で偶然に再会したという。

 14篇の作品ではポアロの名解決だけでなく、犯人探しに失敗した事件も描かれている。(「チョコレートの箱」)
 ポアロがたどりついた犯人が間違っていることを真犯人に教えてもらうという結末だが、これなどはむしろアガサ・クリスティーが「どう私の謎のかけかたは」と自慢しているような気がする。
 つまり、ポアロとアガサはよく似た性格だというところだろう。
  
(2021/03/31 投稿)

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