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プレゼント 書評こぼれ話

  昨年(2009年)のおおみそか、
  NHKの紅白歌合戦に勝間和代さんが審査員として出ているのを見て
  正直驚きました。
  最近では国民的番組でもなくなったとはいえ、
  あの番組で初めて勝間和代さんを見た人も
  多かったかもしれませんね。
  知名度アップとしてはいうことありませんからね。
  どこかで、「紅白にでれるなんて思ってもいませんでした。
  でも、やればできるんです」みたいなことを
  書かれるのかな。
  今日紹介するのは、そんな大活躍中の勝間和代さんの
  『やればできる』という本。
  副題は「まわりの人と夢をかなえあう4つの力」。
  この「まわりの人」というのが、
  勝間和代さんらしい表現の仕方だなとつくづく思います。
  この本のエプローグのなかで、
  勝間和代さんは「新しいパートナー」とさりげなく触れていますが、
  どこかの週刊誌に出てたかな。
  まあどうでもいいですが、
  少し、なになに、と興味がわきました。

  じゃあ、読もう。


やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力
(2009/12/04)
勝間 和代

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sai.wingpen  勝間和代氏に期待するもの              矢印 bk1書評ページへ

 そういうことじゃあないよ、勝間さん、と香山リカ氏が言ったかどうかわかりませんが、本書は香山氏の『しがみつかない生き方』の「<勝間和代>を目指さない」の勝間和代氏自らの反論書です。
 反論の大きな柱は「勝間和代だからできた」のではなく、「勝間和代だってできた」ということなのでしょうが、香山氏が『しがみつかない生き方』で論じていたのはそういうことではなかったはずです。
 香山氏は<勝間和代>に代表される強引な生き方に疑問を呈していたはずです。それを勝間和代氏はどうも誤解しているというか、さらに屋上置を架けて、『やればできる』としています。

 ただ今度の場合は、突貫工事が過ぎたようで、勝間氏のいう「まわりの人と夢をかなえあう」、「しなやか力」「したたか力」「へんか力」「とんがり力」という4つの力に、従前勝間氏がもっていた説得力も新鮮さはあまり感じられません。
 それはひとつには従来からの勝間説の繰り返しであることと今までになかったにわかづくりの露呈でしょう。もっとも勝間氏も活動の場を広げるなかで、その文脈も成長してきていることは認めますが、反論目的となりすぎて、あまりにも脆弱すぎる屋上にみえてしまいます。

 勝間氏がいう実践のすすめを否定しませんし、教えられることは多いと思います。しかし、だからといって誰もが勝間和代氏になれないのです。あたりまえですが。読者が勝間氏をめざすことを自由ですが、あくまでも自身の成長の結果として<勝間和代>であるべきです。だから、勝間氏は香山氏への反論として、本書のような自己啓発的な書き方でない論じ方があったのではないでしょうか。
 もっとも、勝間本をつづけて読んできた読者としては、勝間氏にそろそろ自己啓発本から卒業して、本格的な経済本を書いてもらいたいのですが。
  
(2010/01/26 投稿)

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