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プレゼント 書評こぼれ話

  先月、先々月と
  アガサ・クリスティーの作品を
  月末に紹介するという
  ひやひやの読書記録となりましたので
  今月は反省して、
  さっそく今日紹介します。
  しかも、
  紹介するのが『ナイルに死す』という
  アガサ・クリスティーの作品の中でも
  有名な一冊。
  いつもの霜月蒼さんの
  『アガサ・クリスティー完全攻略』でも
  ★★★★の高評価作。
  この本を読んで
  エジプト旅行に行ってみたいと思った人も
  大勢いるのではないかしら。
  この本、
  読んで損はしません。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  ポアロは縁結びの神様                   

 アガサ・クリスティーが1937年に発表した、いわゆる「ポアロもの」(名探偵エルキュール・ポアロが事件の謎をとくシリーズ)の長編作。
 数多い「ポアロもの」の長編の中でも、「代表作」のひとつである。
 実際とても面白い。
 ただ犯人あてをいう側面では、私の推測があたったくらいだから、犯人がわかった読者も多いかもしれない。けれども、推理が解けたとしても、この作品の面白さを減少させるものではない。

 この物語の面白さはなんといっても登場人物の多さだろう。
 そうなれば、当然途中で名前がこんがらがって、前にページや表紙袖の「登場人物」一覧に戻ることになるが、それであってもそれぞれの人物の特長がはっきりしているのでわかりやすい。
 新訳版の文庫で500ページ以上ある作品だが、70ページほどが「第一部 登場人物の紹介」で、最初の殺人事件が起こるのがほぼ半分あたりだから、いかに周辺の人々の描写が熱心に書かれたいたかがわかる。

 そして、この作品でもポアロのあたたかみのある配慮が随所に見られる。
 このポアロという男は、特に傲慢すぎるところがあるが、この作品では最初からやさしいおじさま風なのだ。
 3つの殺人事件が起こる作品ながら、事件が解決する頃には新しい恋が2つも始まっているのだから、なんともほほえましい恋愛ものともいえる。
 もしかすると、ポアロは縁結びの神様かもしれない。
  
(2021/05/08 投稿)

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