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プレゼント 書評こぼれ話

  昨日
  東海林さだおさんの
  『ひとり酒の時間 イイネ!』という本を
  紹介しました。
  今日はその東海林さだおさんを
  師匠のように慕う
  平松洋子さんの『ステーキを下町で』を
  再録書評で紹介します。
  書いたのは2013年の5月。
  書評にも登場する
  赤羽の「まるます屋」さん
  ひとり酒のメッカのようなお店。
  緊急事態宣言の中
  どうなっているのか調べると
  店頭販売のみで
  店内は休業しているようです。
  「まるます屋」さんに限らず
  飲食のお店は厳しいでしょうが
  コロナに負けないでと
  応援します。

  じゃあ、飲もう。

  

sai.wingpen  一見に如かず                   

 東京北区赤羽にある大衆酒場「まるます屋」に行ってきました。土曜のまだ3時前。こんな時間にお酒なんて飲んでいいのでしょうか。
 あれ?  これって書評ですよね。居酒屋レポートじゃないですよね。なんて思った方、あわてない、あわてない。これ、ちゃんとした書評ですから。
 昼下がりの時間なのに、もう店内はいっぱい。さすがだ。
 なにしろこのお店は「朝から酒飲みてえ」という先代の意向で朝の9時から開けているのです。
 だとしたら、酔っ払いばっかし? とんでもない。このお店には「お酒類1人3本まで」という「お約束」があって、皆さん、楽しくお飲みになっています。
 しかも、女性客も多いではありませんか。
 さては、平松洋子さんの『ステーキを下町で』をお読みになったか。それも、違う。ただただ「まるます屋」のファンの皆様とお見受けしました。

 朝から開いている大衆酒場「まるます屋」のことは、エッセイスト平松洋子さんの『サンドウィッチは銀座で』に次ぐ、味めぐりエッセイの第二弾のこの本の「朝の大衆酒場、夜はスナック」に紹介されています。
 この本、味めぐり、旅行案内だけでなく、東京駅内に出現した名店街やあの「餃子の王将」といったホットスポットまで網羅されていて、さすが平松さん、文章だけでなく、取材対象にも心配りが感じられます。
 今回も谷口ジローさんのいい画が添えられていて、さらに食欲がそそられるのです。

 でもさすがに豚丼を食べに帯広には行けず、黒豚恋しくても鹿児島は遠く、ああでもこの本に紹介されているあの味この味、せめて一品でも食したい。
 この本を読めば、誰でもそう思うはず。舌がむずむずするのです。
 それもこれも平松さんの文章のなせるわざ。
 ならば、赤羽はどうだ。これなら途中下車して行けます。できたら、平松さんが行ったのと同じ時刻がいいということで、冒頭の文章に戻ります。
 食するのは、「酢味噌をつけてつまむと、いましも天国に招き入れられた心地に包まれる」と、平松さんおすすめの鯉の洗いにしましょう。
 生ビールもつけて。
 いやあ、昼からいいのでしょうか。
 平松さんの本は、それ自体おいしいのですが、やはり一見に如かずです。
 〆て750円の快楽。

 次はどこに行こうかと、思案したくなる一冊なのです。
  
(2013/05/27 投稿)

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