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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  川上弘美さんの「東京日記」シリーズ
  6冊目、
  『さよなら、ながいくん。』を
  紹介します。
  しばらく本がでなかったので
  もしかしたら
  一冊読みもれしたかと少し焦りましたが
  ちゃんと読んでいました。
  このブログの検索機能で
  「東京日記」を調べると
  ちゃんと今までの5冊を
  読むことができます。
  毎回読んでいるのですから
  川上弘美さんへの愛も
  長くなりました。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  視点を変えれば不思議な日常                   

 この作品の初出は「WEB平凡」で、その連載が2021年2月で20年になったそうだ。
 すごいな、20年。
 生まれた子どもが成人式を迎えたわけだから、実に目出度い。
 20年ともなれば、いろんなものごとが変わる。
 20年前にはスマホなんてまだなかった。
 20年前にはラインという通信手段もなかった。
 それに、この作品では「ほんとうのこと」が7割だった(というのことは3割がうその話だった)のが、今ではほとんどが「ほんとうのこと」だという。
 虚実まざって不思議な世界観を出していた作品が、実ばっかりになってまともな世界になったかというと、決してそんなことはない。
 「ほんとうのこと」がほとんどになっても、川上弘美さんは不思議な世界にいる。

 連載が20年になって、単行本も6冊めとなった。
 この本には2016年4月から2019年3月までの「日記」が収められている。
 つまりはコロナ前の「日記」になるのだが、今から思えば平和だったな、海外にもばんばん行けてたんだなとか、とっても懐かしい気分で読んだ。
 私たちの日常は続いているのだが、きっとどこかで世界観が変わることもあるのではないか、そんなことも思ったりする。

 ちなみにタイトルに出てくる「ながいくん」は、川上弘美さん愛用の長傘のことである。
  
(2021/05/19 投稿)

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