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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  アガサ・クリスティーの『白昼の悪魔』という
  ポアロものの長編小説を紹介します。
  この作品は
  いつもの霜月蒼さんの
  『アガサ・クリスティー完全攻略』でも
  ★★★★★の高評価。
  これって
  「未読は許さん。走って買ってこい。」レベル。
  また、
  今回読んだ文庫の解説を書いている
  推理作家の若竹七海さんは
  「一食抜いても、お買いなさいませ」と
  これまた絶賛。
  お二人のいうのもごもっともで
  終盤読むのをやめられずに
  一気に読んでしまいました。
  謎があれば
  答えが知りたくなりますもの。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  「白昼」というより「太陽の下」の方が合っている                   

 ポアロものの中でも評価の高いこの作品は、1941年に発表されたもの。
 原題が「Evil under the Sun」で、確かに「白昼の悪魔」なんだけどどちらかといえば「太陽の下の悪魔」といいたい。
 これは地中海の避暑地スマグラーズ島の静かなホテルで起こった殺人事件で、いつものように登場人物は多いがいずれも避暑独特の服装が似合いそうだ。
 だから、波打ち際に浮かぶ死体も太陽のギラリとした光の下で漂っている。(これって、謎解きの大きなヒントですが、きっとこれだけではさっぱりわからないでしょうね)
 この作品では、あ、この男怪しいと思えたのですが、そのトリックまでにはたどり着けなかった。
 男と書きましたが、今回の殺人は絞殺で大きな手による犯行ということになっています。

 その避暑地のホテルにわがポアロも宿泊しているのですが、不思議なのは探偵としてのポアロの名前はここでもすでに有名で、 宿泊者の中にはポアロが何かの事件の解決のために来たのではと疑うほど。
 そんな名探偵がいるとわかっていながら、犯行に及ぶというのはいかがなものか。
 私ならポアロが去っていくまで、計画を延期しますがね。
 なので、犯人の大きな失敗はポアロの推理力を甘く見たことでしょうか。

 そして、この作品でも事件解決とともに新たな恋愛も成就するのですから、相変わらずポアロのキューピットぶりは推理以上かも。
  
(2021/06/04 投稿)

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