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 今週の火曜日に
 かつて「空飛ぶマダム」と呼ばれ、
 京都と東京で「おそめ」というバーのマダムだった
 上羽秀という女性を描いた
 石井妙子さんの『おそめ-伝説の銀座マダム』という本を紹介しましたが
 新潮文庫版にも上羽秀さんの写真が数点収録されています。
 京都美人とはこういう人のことをいうのかと
 写真からもしなやかな品のある感じがつかめます。
 でも、せっかくなので
 動いている上羽秀さんの姿を見ることができないか。
 実は、それが見られるのです。
 今日の映画の話は
 上羽秀さんが出た映画「風船」のはなしです。

  

 まずは
 石井妙子さんの本からの引用です。
 「昭和31年に公開された映画では(中略)実際に木屋町の「おそめ」が使われ、
 秀も「おそめ」のマダムという役で登場している。
 秀は画面いっぱいのアップで映され、森雅之と台詞のやりとりをする。
 なかなか堂に入った演技ぶりである。
 その映画は
 川島雄三監督の「風船」。
 1956年の日活作品。
 こんな昔を映画がどうして観られたかというと
 TSUTAYA TVというオンラインのラインナップにあったのです。
 川島雄三監督といえば
 「幕末太陽傳」や「雁の寺」など今でも人気の高い監督です。
 2018年に生誕100年ということで
 多くの作品がもう一度視聴できるようになりました。

 「風船」という映画、
 原作は大佛次郎で、
 石井妙子さんの本にも大佛次郎が「おそめ」に足繁く通っていたことが
 書かれています。
 上羽秀さんが台詞のやりとりをした森雅之さんが主演で、
 三橋達也さんが出来の悪い息子を演じています。
 その三橋さんの愛人役で切ない女性を演じているのが
 新珠三千代さん。
 私の世代では
 新珠三千代さんといえば「細うで繁盛記」を思い出しますが
 元が宝塚の娘役だったというだけあって
 とても美しい。
 この映画はほかにも芦川いずみさんとか左幸子さんとかが出ていて
 なかなか見応えありました。
 脚本が川島雄三今村昌平ですから
 さすがうまい。
 音楽が黛敏郎、衣装デザインに森英恵という
 今では豪華すぎる名前がそろっています。
 なので、作品もいい味のある出来栄えです。
 もちろん、上羽秀さんもしっかり出演者名にクレジットされていました。

 ということで、
 「土曜日は、映画の話を。」では
 これからはこんな風に映画を絞って書いていこうと思います。

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