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 最近「リマスター」という言葉を
 よく目や耳にします。
 調べると
 「古い映画フィルムを最新の電子機器でデジタル化し、汚れ・傷を取り、色の補正や音質の調整などをする作業」と
 出てきます。
 NHK4Kで「ウルトラセブン」を4Kリマスター版で放送していて
 観ると
 画面の美しさに驚きました。
 「リマスター」すごい!
 昔の白黒映画なども
 「リマスター」されることが多くなって
 今日は、そんな映画の話です。

 映画は
 先日日本映画専門チャンネルで放送されていた
 山中貞雄監督の「人情紙風船」(1937年)。

  

 この作品が公開されたのは1937年ですから
 もちろん白黒映画。
 今回これを4Kリマスター版に修復し、
 2Kダウンコンバートで放送という
 結構ややこしい? 方法となっています。

 山中貞雄監督といえば
 1938年に兵役で招集された戦地で病に冒され28歳で亡くなった
 日本映画の名監督です。
 しかし、何分古い時代のため
 残っている作品はわずか3作品といわれています。
 「人情紙風船」はそのうちの一本。
 しかも、この作品が山中貞雄監督の遺作となっています。
 山中貞雄という名前は
 映画青年だった10代の頃から耳にしていました。
 その作品をまさか今観られるとは思っていませんでした。

 1937年ということは昭和12年ですが
 そのセットにまず驚きます。
 落語の世界にあるような
 大家さんがいてうるさい店子がいるそんな裏長屋のセットが
 実に見事に再現されています。
 夜のシーンも
 雨のシーンも
 さすが4Kに修復されていて
 今の映画の画質に劣りません。

 内容は
 裏長屋に暮らすやくざものと
 仕官を願う浪人が軸となっています。
 全体的には暗い話といえますが
 そんな暗さを裏長屋の住人たちが癒してくれます。
 戦時下で力強く生きる庶民の姿と
 重なるところがあって
 まさに名作といっていいでしょう。

 日本映画専門チャンネルでは
 三か月にわたって
 山中貞雄監督の残された3作品を放送予定です。
 これは見逃せません。

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