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プレゼント 書評こぼれ話

  今日は
  東京オリンピックの開催日
  でも、
  今日はきのうのつづきで、
  原田マハさんの新刊『リボルバー』を昨日紹介したので
  以前原田マハさんが書いた
  『ゴッホのあしあと』を
  再録書評で紹介します。
  2018年に書いたものです。
  実は
  ゴッホが亡くなったのは1890年7月29ですから
  まもなく歿後131年となります。
  それでも
  今でもこれだけの人気ですから
  すごいものです。
  明日の映画の話も
  ゴッホで続けましょう。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  ゴッホに魅せられて                   

 アート小説の旗手、原田マハさんが『モネのあしおと』に続いて幻冬舎新書に書いた画家シリーズ。
 今回取り上げているのは、日本人が大好きなフィンセント・ファン・ゴッホです。
 この新書が誕生する下地として、原田マハさんが2017年に発表した小説『たゆたえども沈まず』があります。
 あの作品が刊行された時、遂に原田さんがゴッホを書いたという、一読者としても喜びのようなものがありましたが、この新書で原田さんはゴッホを「意識的に避けてきた」と書いています。
 そのわけを、「一度入り込むととことんまでのめり込んでしまいそう」としていますが、確かにゴッホの絵画にはそんなところがあります。

 ひとつにはゴッホの色使い(この新書の図版は白黒なのがとても残念です)があるでしょうし、筆のタッチもそうです。
 そして、彼の人生そのものもひきつけてやみません。
 この小さな評伝のような新書で、原田さんはとてもわかりやすくゴッホの足跡をたどっています。
 そして、何よりもこの新書で、小説『たゆたえども沈まず』の創作の秘密を吐露しています。小説は当然作品だけで評価すべきでしょうが、作者自身による創作の解説がなされることで、小説の世界が広がります。
 ましてや、この小説では今まであまり知られていない林忠正という画商を取り上げていますから、原田さんが林に込めて思いというのが、この新書でよく理解できました。

 最後には「ゴッホのあしあとを巡る旅」という、旅行ガイドまでついています。
 この新書を持って、フランスに行けたら、どんなにいいでしょう。
  
(2018/07/24 投稿)

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