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 昨日
 元来渉さんの『踊る大ハリウッド』という本を
 紹介しました。
 この本の副題が
 「ケリー、アステアから考えるミュージカル映画の深化」で、
 ケリーというのはジーン・ケリー
 アステアというのはフレッド・アステアのこと。
 二人ともミュージカル映画の基礎を作った大スターです。
 元来渉さんの本では主にジーン・ケリーについて書かれています。
 そこで、
 今日はジーン・ケリーの代表作ともいえる
 「雨に唄えば」の話を。

 「雨に唄えば」(1952年)は
 ジーン・ケリーの最高作3作のひとつです。

 

 残る二つは「踊る大紐育」(1949年)「巴里のアメリカ人」(1951年)ですが、
 なんといっても「雨に唄えば」は
 ミュージカル映画だけでなくすべての映画ランキングでも上位にくる名作です。
 でも、公開時はそれほど評価されなかったようです。
 では、何故ここまで評判が高まったか。
 元来渉さんはこう見ています。
 「1958年の米国での再公開や60年代半ばからのカラーテレビの普及、
 74年のアンソロジー映画「ザッツ・エンタテインメント」の公開、そして80年代のビデオの普及」
 などで、現代の人にも広く観られるようになったからだとあります。
 実際今回私が観たのも
 アマゾンプライムでの視聴でした。

 このミュージカル映画は何度か観ています。
 なんといっても
 土砂降りの雨の中を主人公のジーン・ケリーが歌って踊る場面は
 印象に残ります。
 元来渉さんの本でもこのシーンを
 「単純であるがゆえにより深く、観客の胸に届けることができた」と
 評価しています。
 しかし、この映画が今でも多くのファンを得ているのは
 これが映画製作の裏側を描いた
 いわゆるバックステージ物ということも
 要素としては大きいように思います。
 映画が無声からトーキーへと変わる頃の可笑しさが
 とてもよく描かれています。
 無声映画では大スターだった女優の声がとんでもないことでまきあがる笑い、
 それを解決するために奮闘するジーン・ケリーたち。
 あの雨の名場面は
 解決策を見つけたジーン・ケリーの喜びがあふれています。

 ミュージカル映画には名作が数多くあります。
 でも、やっぱり「雨に唄えば」は一度は観ておきたい作品です。
 欲をいえば
 ジーン・ケリーフランク・シナトラと組んだ
 「踊る大紐育」は、もっとオススメです。

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