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プレゼント 書評こぼれ話

  今日の絵本は
  先週に続いて
  谷川俊太郎さん文の
  『オサム』です。
  絵は動物絵本の人気作家あべ弘士さん。
  書評にも書きましたが
  絵本の表紙だけ見ると
  オサムというのはゴリラの名前のようですが
  そうではありません。
  あべ弘士さんは
  谷川俊太郎さんの詩を読んで
  ゴリラのことが頭に浮かんだそうです。
  さすがに
  動物園で働いていた人は動物たちのことを
  よく見ていますね。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  絵は言葉から生まれる翼                   

 この絵本のおしまいに、谷川俊太郎さんの「ぼくのゆめ」という詩が載っています。
 大きくなったら何になりたいと大人の人が訊けば、「いいひとになりたい」と答えるという、そんなはじまりの詩です。
 なかほどに「えらくならなくていい/かねもちにならなくていい/いいひとになるのが ぼくのゆめ」という一節が出てきます。
 そうなんだ、この絵本の「オサム」はゴリラの名前ではないんだ。
 きっと谷川さんは「いいひと」の代名詞として「オサム」を使ったのだ。
 そんなことを思いました。

 出版社さんからの案内に谷川さんが「いいひと」を「コトバに書くのはむずかしいので絵で描いてほしい」と話されていたとあります。
 絵を描いたあべ弘士さんにとっての「いいひと」は、ゴリラだったのです。
 なので、谷川さんの「オサム」という詩に、どんな絵を描いてもいいのです。
 まずは、真っ白な画用紙をさしあげましょう。
 クレヨンでも色鉛筆でも構いません。
 谷川さんの「オサム」に絵を描いてみましょう。
 それがきっと読者の考える「いいひと」なんだと思います。
 それは、もしかしたら学校のともだちかもしれないし、おとうさんやおかあさんかもしれない。

 詩は自由だし、絵は言葉から生まれる翼です。
 そんなことを考えた、絵本です。
  
(2021/09/26 投稿)

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