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プレゼント 書評こぼれ話

  半年ほど前になりますが
  木俣正剛さんの『文春の流儀』という本を
  読みました。
  木俣正剛さんというのは
  かつての「週刊文春」の編集長だった人で
  今日紹介するのは
  「週刊現代」の元編集長だった
  元木昌彦さんが書いた
  『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』。
  さすがに
  お二人とも激戦の週刊誌の世界を生き抜いた戦士と
  いえます。
  かつて週刊誌が元気だった時代を
  振り返るには最適な2冊。
  読み比べるのも面白いかも。

  じゃあ、読もう。

  

sai.wingpen  あのニュースの裏側にいたものたち                   

 4大週刊誌と呼ばれるのが「週刊文春」「週刊新潮」「週刊現代」「週刊ポスト」であるが、先の2誌とあとの2誌はだいぶ肌合いが違う。
 特に「週刊現代」と「週刊ポスト」はかつてヌードグラビアやセックス記事で多くの男性読者を引き付けていたが、最近では老後の暮らしノウハウのような記事が続く。
 それが2誌ともなのが気になるところだ。

 週刊誌はかつて多くの読者をもっていたが、雑誌の売上げの凋落とともにその黄金期はとっくに過ぎたのかもしれない。
 本書の著者元木昌彦氏は副題にあるようにかつて「講談社・雑誌編集者」だった。
 しかも講談社の「週刊現代」の編集長を1992年から1997年にわたって務めた剛腕編集長だった。
 時代の勢いもあっただろうが、元木氏が編集長だった時期の平均実売率は82%だったというから、多くの読者をひきつけていたことが間違いない。
 そんな元木氏が講談社という出版社に入社し、写真誌「フライデー」の編集長、「週刊現代」の編集長という要職を歩きながら、役員になることもなく、子会社へ出向、そして定年。そのあともジャーナリズムの世界で生きる、そんな半生を綴った一冊である。
 「スクープのためなら刑務所の塀の内側に落ちても悔いはない」、そう語る元木氏だからこそ、面白い紙面づくりができたのだろう。

 今では当たり前のように使われる「ヘア・ヌード」という言葉も元木氏が編集長時代に生まれたという。
 そんな裏話が面白い、回想記でもある。
  
(2021/12/03 投稿)

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